今夜も夜勤。ていうか今月は全部夜勤。昔は夜起きている方が好きだったが、今は夜中にやりたいことなど何もないので、一日だけの休みであっても必ず昼の生活に戻す。文芸や美術、音楽などの創作活動は夜の方が捗るという人は多いし、俺もかつてはそうだったが、今は単に暗くて眠いだけの時間帯でしかない。一つだけ利点があるとすればそれは静かなことで、俺は集中して何かに取り組む時は無音じゃないとダメなので、夜活動しなくなった代わりに、静かな場所を選んで住むようになった。音楽をやっていたくせに、同じ理由で音楽も滅多に聴かないから、そもそも俺は音の出る芸術に向いていなかったのかも知れない。
まあそんなことはどうでもいいんだが、今日の記事は昨日のうちに用意して、予約投稿しておいたもの。昨日会った猫たちの写真が58枚にもなったので、今日は残り半分を紹介する。
街外れの廃墟に住む麦わら猫と別れ、次に向かったのは某巨大神社。みーちゃんや神猫1号に会えることを期待していたが、七五三の親子連れで混雑した境内に猫の姿はなく、唯一会えたのは神社下の猫アパートに住むキジ白だった。
先に動画を撮ったのがいけなかったのか、普段と違う動きでアプローチしたら、通路の奥に引っ込んでしまった。なお、この子の仮の名前は「有閑マダム」に決めた。初めて会ってからずいぶん経つんだけれども。
神社のあとはゆるゆると帰宅コース。通りがかりの猫民家には、たまに見かけるやさぐれの黒白が佇んでいた。
初めて会った時は、俊敏に逃げられて、野良のしたたかさを感じたものだが、最近なんだか好々爺的になってきた。前よりも安穏とできる環境なんだろうな。
やさぐれ爺さんの背後では、似たような毛色のがこちらを眺めている。どちらが恵まれているかとか、たとえ相手が動物であっても、他人の人生を評価するなど俺には僭越なのでしない。
角度を変えてもう1枚。ぱっと見で2匹だと思っていたけど、耳の数が多いね。
だいぶ家に近づいてきて、時刻は正午。午前中は薄曇りながら青空も覗いていたが、徐々に雲が厚くなって暗くなってきた。日差しを期待して外に出ていた猫も、背中を丸めて小さくなっている。
近所の飼い猫と思しき二毛。首輪をしていたので人慣れしているかと思い、不用意に近寄ったら、シャーと怒られてしまった。
この辺りは猫が多くて、油断していると縄張りを奪われるから、見張っているのかな。
茶トラの鼻の方角に進むと黒白がいて、自己紹介を試みたが、一瞬で逃げられた。ちゃんと情報連携してください。
拝島時代と同様、新しい家の周囲もかなり猫影が濃い。自宅まであと50mを残すところでさらに1匹発見。
ちょっとだけ振り向いたあと、足早に敷地の奥へと消えていった。これだけ近くに住む猫なら、そのうち遊びに来ることもあるかも知れない。