今朝は豊田駅から猫物流を経由し、北八王子駅まで歩くつもりで5:45ごろ家を出た。自宅から徒歩10分ほどのところに平山五丁目というバス停があり、豊田駅南口行きのバスが出ているので、中央線沿線に用がある時は大抵これに乗る。始発便の発車時刻も6:09とバスにしては早いので、八王子や立川といった近場のコースなら、6時半前に散歩をスタートできる。10分で着くバス停へ行くのに発車25分前に家を出るのは、我が家の周囲は猫の巣窟なので、撫で回したり撮影したりして、足止めを食う可能性が高いからだ。実際今朝も家を出てから10秒ほどでアビちゃんに遭遇したし、猫ヶ丘の坂下では、人懐っこい三毛ちゃんにすりすりされて、スラックスが毛だらけになった。
アビちゃんを懐柔する手順は次の通り。(1)視線を逸らしたままゆっくり近づいてしゃがむ。(2)鼻先へ指を差し出す。(3)指の匂いを嗅いだら背中を撫でる。(4)ごろーん開始。
……以上の手続きを省略していきなりカメラを向けると、このように敷地に引っ込んで出てこなくなる。
6月末の雨の朝、猫の親子を見かけた農家に今朝も猫がいた。
この子はあの時のお母さん。一歩前に出たら見えなくなるまで逃げてしまった。
呼んだら飛び出てきて、ごろごろすりすりスタート。黒いスラックスが毛がくっついて、黒じゃなく見えるぐらい毛だらけになってしまった。
毛をくっけたままバス停へ向かっている間に、懐のiPhoneがぴろんと鳴った。雨が近いことを知らせるその音を聞いて、まったく予想していなかった俺は心底びっくりしたが、画面を開いて雨雲レーダーを見ると、南北方向に伸びた雨雲が確かにすぐそこまで迫っていて、それから1分も経たずにぽつぽつと雨粒が落ちてきた。
こういう時は、雨雲の形状と進路を確認して、その場で行き先を変える。新たな散歩コースは横浜線の相原駅から橋本駅までになり、それは結果的に良い選択となった。
相原駅をスタートしたのは6:38。かすかな鳴き声に気付いて足を止めると、細い路地の先に2匹の猫がいて、互いの姿が見えないまま鳴き合っていた。
一方こちらは見えない相手が気になる様子。ていうか君はいつぞやのネズミを咥えたお嬢さんじゃないの。
この子に会うのはこれで三度目。駅裏でネズミを咥えていたのは2015年4月で、その次は横浜線猫行脚で歩いた去年5月。出現率は低いが印象に残っている子。
境川を渡って神奈川県に入り、緩い坂道を登っていると、小走りに道路を渡る三毛に行き会った。
茂みに分け入ったところを呼び止めたらこの表情。ナンパは受け付けないみたいね。
散歩の最後にデカ顔キジトラの住む猫路地を覗いてみた。
橋本駅にほど近いこの場所は、都市化の進む相模原市でも特に発展が著しく、槌音が絶えない。しばらく猫を見かけずにいたので気を揉んでいたが、元気にしていたようで何よりだ。
歓迎していない感がありありな2匹。もしデカ顔が元気にしているなら、俺がよろしく言ってたって伝えておいてくれよ。