晴れると思って迎えた夜明けはいつまで経っても暗く、職場の窓から外を見ても、なかなか景色が浮かび上がってこない。7時すぎになってわずかに明るくなり、その時ようやく濃霧で何も見えないことを知った。日勤の同僚が微妙に遅れてきたのは、霧で電車が遅れていたからなのだった。
昨日の記事に書いた通り、今日は仕事帰りに八王子の眼鏡屋に用があったので、橫浜線の片倉で降りて1駅だけ猫関係業務を実施した。このコースは以前より猫が減ってきているが、残っているのは割と個性的な子が多いので、会えさえすれば楽しい散歩になる。
最初に遭遇した猫グループは、とある民家に暮らす茶トラの2匹。2年あまり前、屋根の上でキスしてた子たちだ。
以前は庇や屋根の上でよく見かけた2匹だが、今はどちらも滅多に出てこない。大人になって無邪気じゃなくなったのかな。
朝のような濃霧ではないが、街はまだ微妙に霞んでいる。猫は普通に出歩いている。
最後の写真は15分後。車の下から出てくるのを待ってみたが、俺が最初にしびれを切らした。
猫ボックスから出てきた黒白は、驚いたように空を見上げている。
三毛は割と人懐っこくて、機嫌が良ければごろーんも見せてくれるんだが、どうしてもカメラには慣れないようだ。レンズを広角端にして接近すると後ずさりモードになって……、
「あんまり姐さんを怒らせないでくれよ。あとが大変なんだから」
車室を示すラインが塗り直されて、以前は白だったのがどこもオレンジになってしまった。写真の色調整がやりにくくて困るんですけど。
眼鏡屋で用を済ませたあとは帰るだけ。駅近くの歓楽街で猫発見。
屋根の上で猫カップルがまったりしていた。やっぱり少し寒いのかな。
たまに見かける長毛カラーポイント。冬になって以来、屋根の上にいるところを見たのは初めてかも。啓蟄?