古馴染


国立市の猫

 今日は30℃を超えるだろうと覚悟していたんだが、蓋を開けてみたらそこまでは上がらず、13時ごろ記録した28.7℃が最高だったようだ。北の風がやや強かったせいだと思うが、そのお陰で散歩はそれなりに捗った。ただし「捗った」というのはたくさんの猫に会えたという意味ではなく、たくさん歩いても体へのダメージが少なかったという意味なのであるけれども。
 歩いたコースは国立~西国立の約4.8km。途中、廃線跡の緑道を絡めるなどしてみたものの、こう暑くなってくると日中の散歩はかなり厳しく、本来の生息数からはほど遠い結果に終わった。
 家を出て駅に向かう前に、近所の猫路地に寄り道。青2号が車の下で暑さを凌いでいた。
昭島市の猫

 目が丸く光って、神秘的な青2号。
昭島市の猫

 光の加減によってはただの丸顔だが、骨格がはっきりすると、丸い部分は脂肪で構成されていることがよく分かる。
昭島市の猫

 国立に着いたのは13時ちょうど。最も気温の高い時間帯の散歩でもあり、もともと猫影の薄いこの辺りには期待していない。最初の猫はやはり緑道に到達してからだった。
国立市の猫

 あれはたぶんゴメン顔のお尻。MOONちゃんのところで④号と呼ばれている子だ。
国立市の猫

 やっぱりそうだった。
国立市の猫

国立市の猫

 普段は人懐っこいんだが、今日はちらっとこちらを一瞥しただけで、道端の茂みに潜ってしまった。ここの猫たちは朝夕以外はあまり出てこない。
国立市の猫

 北町の防犯連絡所。敷地の中で力尽きているのを発見。
国立市の猫

 伸びていたのは二等兵。最近あまり生きのいいところを見ないが、とりあえず無事らしい。
国立市の猫

 二等兵をカメラに収めて歩き出すと、隣の家から相方のクリーム猫が出てきた。こんな暑い日でも出歩いているのね。
国立市の猫

 左側の新しい家が並んでいる場所は、もともと広い砂利の駐車場で、二等兵やクリーム猫の遊び場(兼トイレ)になっていた。コンクリートで固められた地面は何かの役に立っているんだろうか。
国立市の猫

 日陰に佇む黒白発見。この家で猫を見るのは久しぶりだな。
立川市の猫

立川市の猫

 セイウチ的に寛いでいるこの猫は、意外に付き合いが長く、初めて会ったのは2011年10月に遡る。この街は猫が住みやすく、俺も転職だの転勤だの言う割にはずっと通い続けているので、古い馴染がたくさん残っている。
立川市の猫

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