昨日の夜勤明けは仕事中に始まった偏頭痛がひどくなって、帰り道の散歩はできなかった。梅雨どきに相応しい霧雨がぬるい微風にさわさわと舞っていて、猫がいたとしても、水滴がレンズについてしまって撮れなかったと思う。頭が痛くて、そういう細かな心配をするのさえ億劫な日だった。
予報では今日も曇りと雨の組み合わせだったが、蓋を開けてみると青空がのぞいていて、慌てて洗濯物をやっつけたあと、午後から散歩に出かけてきた。今日はノープランで頭空っぽのまま出発したため、脈絡なく彷徨う散歩となった。
最初の猫は日陰で寛ぐ夫婦者(?)。
夫は早くも退散。動物の世界はおしなべてオスの方が臆病で逃げ足が速い気がする。
落ち着いた雰囲気の三毛。この子に会うのは3回目で、だいたい2年おきの頻度(前回はこちら)。高い生け垣に囲まれた中の様子は外から窺い知ることができず、縁側に出ていなければ諦めることになる。
自宅から某巨大神社までの散歩は以上で終了。バスに乗って戻ったが、あまりに淋しい結果だったため、家に帰る前に地元の猫路地をぐるぐる歩いてみた。顔見知りのケモノチック・キジ白がこちらを窺い見ている。
ケモノチックは彼女を急かしている感じ。そんなに俺がイヤかい。
彼女は別嬪さんであった。……といっても、性別は判定できていないんだけれども。なんかこう画期的な判定方法ってないもんかね。
可愛いねえ。この子は三毛だから女の子で間違いないと思うが、稀にオスの三毛もいるから油断ならない。今まで俺はオスの三毛に遭遇したことはあるんだろうか。
などと考えていると、何となくオスに見えてきたりもする。もう行くよ……。
トラ子パーキングの路地にキジ白がいた。あれはトラ子さんの相方だな。
時に人懐っこいトラ子さんと違って、こいつはまったく近寄らせてくれない。この写真は上出来な方で、この直後すたこら逃げた。
日が傾いてきたので家路につくことにした。市境のとある路地で茶色いの発見。
やっぱり夕方になるとみんな出てくるな。分かっちゃいるんだけれども、下校途中の小中学生が多くてやりにくいのと、日没に追われるのがイヤなので、夕方歩くことはあまりない。
せっかく近所なんだからさー、そんな警戒しないで仲良くしようよー。