気象情報サイトを開くたびに予報がころころ変わっていて予定が立てられん。いちばん大切なのは雨が降るかどうかで、次に大切なのは日が差すかどうかだ。小糠雨ぐらいなら風情があっていいが、カメラを出せないぐらい降るなら遠出しても仕方がないし、日が差すなら朝早くから出かけないと、猫が引っ込んでしまうだけでなく、それを探し回る俺の命も危ない。いずれにしても、庭の草むしりとか部屋の掃除とか、色々と家事が溜まってきているので、明日か明後日のどちらかは猫関係業務をお休みすると思う。
今日はお昼ご飯を食べに出たついでに散歩もしてみたが、時間帯が悪かったせいで、8km近く歩いた割には冴えない結果だった。
1匹目は駅前で見かけた美人さんの妹。すでにごろごろしている。
近寄って撫でていたら、日なたを嫌って車の下に引っ込んでしまった。喉はごろごろしていて、機嫌は良さそうだった。
蒸し暑い上にお腹が空いていて、今日の猫グラファーは集中力ゼロ。ガスボンベの陰で寝ているもう1匹にまったく気づいていないのだった。
もう1匹の存在に気づかないまま、三毛のポートレートを撮り終えて歩き始めると、路地の向こうにも猫影が。
空き地の草むらに逃走。首輪をしているので、近所の飼い猫かな。
その辺を一回りしたあと、先ほどの民家の隙間に戻って、ようやくもう1匹いることに気づいた。
足だけで誰か見当がついちゃうんだけれども。あれはきっと、この辺りを縄張りにしているクラシックタビー二毛。だとしたら見かけるのは一昨年8月以来だ。
素直に麦わら(二毛)と判定すればいいのかも知れないが、縞模様にレッドがないんだよなあ。アビシニアンのルディのように、とてつもなく赤茶けたキジトラということでどうかな(美人さんや美人さんの妹もこんな毛色なので、最初のうちはキジ白ではなく三毛に分類していた)。
しっかしホント君たちはどこでも寝るよな。そんな場所でお腹冷えないの?
視線はこちらを見ているんだが、いくら呼んでも気絶しているかのように動かない。ちなみに、さっきの猫とそっくりな毛色ではあるが、この子は二毛。目尻や眉間にレッドの縞模様が見えている。