昨日見かけたほこらと猫の組み合わせが気に入って、今日の散歩はほこらを重点的に探してみたが、そう都合よく行くはずもなく、撮った写真は至って普通だった。いくら郊外といっても、現代の東京にほこらがそんなにあるものかと以前は思っていたが、普通にあるというか、むしろめちゃめちゃ多い。ほこらだけでなく、馬頭観音、道祖神、庚申塚、水神様などなど、猫を探して歩き回っていると、路傍の様々なものが目に入ってくる。俺の歩く多摩北西部は水に恵まれ、古くから農耕や養蚕で栄えた土地なので、余計そうなのかも知れない。今日歩いた府中市もそんな街の一つだ。
夜勤出勤のため家を出たのは正午すぎで、雲は多かったが時折日差しが出て蒸し暑かった。自転車で駅に向かっていると、目の前を黒白が横切って、横丁の路地へ入っていった。
時々ここらで見かける子。民家の玄関先で俺が立ち去るのを待っている。
散歩開始は分倍河原から。駅近くの猫拠点で寝ている三毛を発見。いつも通り分かりにくい写真でごめんなさい。
お詫びのしるしに指を差し出したら離れてしまった。どうも済みませんね。
日差しの届かない境内は快適そうだ。俺はこのあと府中競馬正門前(という駅)まで歩いて、ほこらはたくさん見つけたが、やっぱり猫の姿はなかった。