ここ数日、晴れというほど晴れていたわけではなく、青空がのぞいていたのはほんの少しで、大部分は雲に覆われていた。にもかかわらず、猫を探して歩いていると消耗が早かったり、寝る時も冷房に頼ったりと、昼夜問わずとても暑く感じた。ここ数日は30℃前後で推移しているから、そう極端に気温が高いわけではなく、湿度が高いから不快に感じるのだろう。夜勤前の散歩で自宅から立川へ向けて歩いている時も、途中ぽつぽつと雨がぱらついて、余計蒸し暑くなってしまった。
現在の家から通勤するのは、今日を含めて夜勤を3回残すだけとなり、できるだけ青梅線下り方向の猫たちに会いに行くべきところだが、今日そうしなかったのは、郵便局とクリーニング屋に寄ったからだ。12時半すぎに家を出て、いつものように自転車で駅を目指していると、先日猫が佇立していた道路の真ん中に、今日も猫がいた。
先日は割とフレンドリーな黒白だったが、今日のサビはまったく歯が立たない。ほんの少しだけこちらを振り返ったあと、回転襲歩で逃げて行った。
うしろの塀に飛び退いて、逃走を図ろうとしているところ。鼻の頭だけ白くなってて可愛いね。
用を済ませて散歩を開始したのは13時すぎ。あったはずの某巨大電器店がいつの間にか閉店して、寂れた路地をとぼとぼ行くと、どこからか猫の鳴く声が聞こえてきた。
植木鉢の草花に遮られた長屋店舗の通路を、一匹の猫が歩いていた。こちらに気づくと、ひときわ大きな声で鳴き始めた。
実はこの子は古い顔見知り。5年前の初夏、このブログを始めた2日目の会社帰りに、近くの公園で出会った子だ(こちら)。とても出現率が低く、諦めたころになって唐突に現れては、こうして鳴きながらついて回る。
面倒は見てもらっているのだろうが、ぼろぼろになった耳朶に苦労を感じる。この5年間で確か3回目だから、次に会うとしたら再来年ぐらいかなあ。
逆立ちして歩くという猫の住む、とある路地。去年7月に一度見かけたきりで、それから何度訪れても会うことは叶わず、今日もやっぱりいなかった。がっかりして、肩を落として歩く俺を見つめる視線あり。
君には一度会ったことがあるね。逆立ち猫に会ったら、よろしく伝えておいてくれよ。
ぜんぜん歓迎されないまま、この街を離れることになりそうだな。猫と人間の関係なんて、そんなもんでいいけどな。
あと今日は、古馴染みの茶トラ白と、高みのキジ白の動画を撮った。どちらもあまり動きのない映像だが、次いつ会えるか分からないので公開しとく(こちらとこちら)。