天気予報に騙されて早起きした日勤2日目の今朝は、多摩モノレールの大塚・帝京大学(という変わった名前の駅)から散歩を開始した。まだ土地鑑が充分ではないため、遠回りかつ運賃も高くつく高幡不動を経由したが、よく考えたらここにはバス1本で来られるのだった。珍妙なモノレールの駅名と違って、バス停の方は至って地味な「堰場」という名前。地味すぎて、朝6時の頭脳では思い出すことができなかった。
このコースはまだ開拓途上で既知の猫拠点が少ないため、条件の良い日を選んで訪れないと厳しい。常に天気予報と睨めっこして、気象条件に合った散歩コースを選んでも、こう予報が外れてばかりだと、予定が捗らなくて困ってしまう。まあそれでも今朝は曇って暗かった割に猫がいたので幸運だった。
1匹目は傾斜地の住宅に住むカラーポイント猫。水を飲む手を休めて、こちらを見上げたところ。
ボールの水を手ですくって飲んでいたようだ(すくえてないけど)。
ちなみに我が家のサチコの場合、容器に入れた水は普通に舌で飲むが、流下する水は手ですくって飲もうとする(すくえてないけど)。
傍らには黒白。ほかにも何匹かの鳴き声が聞こえていたが、茂みに紛れて姿は見えなかった。今朝はこのほかにも7~8匹スルーしていて、冴えない天気の割に調子が良かった。
たびたび鳴き声を耳にする朝。次の猫は民家の玄関先に張り付いていた。
散歩開始から1時間ほどで京王堀之内駅にたどり着いたが、時間にも体力にも余裕があったので、そのまま職場まで歩くことにした。だらだら坂にだらだら2号の姿あり。
絶対に懐かないぞという決意が顔つきに現れているな。その調子で今後も頑張れ。
最後の2匹は近寄る前に逃げられた猫たち。だらだら2号以外、ほとんど猫に会うことのない区間だが、この2匹はどちらも初めて会う子。こんな日でも出会いがあるものなのだな。
遠目には分からなかったが、猫の足元には側溝があって、近寄ったら潜ってしまって二度と出てこなかった。俺も子供のころ、建設中の団地の土管に潜って探検しているうちに、迷って出られなくなったことがあったっけな。あの時は本当に焦った。