今日の夜勤前の散歩は拝島から某巨大神社を経由して、西大神バス停までの7.4kmを歩いた。特に猫影が濃かったわけでもなく、今は某巨大神社付近の猫も大方いないので、いつもなら途中で散歩をやめてバスに乗るところだが、そうしなかったのは靴の履き心地が良かったからだ。足を柔らかく包み込むようで、歩くのが苦じゃないどころかむしろ楽しく感じられて、どこまでも行けそうな気がしてくる。神社の先には茶白みーちゃん邸やキバちゃん邸があり、今はどちらの猫も姿を消したが、それでも足を延ばそうという気になるくらい快適なのである。こんなことなら我慢しないでもっと早く買うんだった。
それはそうと、こちらの猫はキジ白3号。玄関前でお昼寝していたので、寝顔を撮るつもりでそおっと近寄ったら、シャッターを切る前にバレてしまった。
写真で見る分には上々の天気だが、今日は未明に寒冷前線が通過した影響で風が強く、お昼すぎには最大瞬間風速19.8m/sを記録するほどだった。猫を探すには不利な条件だったわけだが、この辺りには頼りになるのが何匹かいるので心強い。
こいつはいつかのいたずら小僧。今はここで面倒を見てもらっているんだな。
キジ白4号は不在かなと思いながらねぐらを通り過ぎて、後ろを振り向いたら奥の方で毛繕い中だった。
特に猫が好きでもない家だが、目くじらを立てることもなく、もう何年も自由に使わせてもらっているようだ。ありがたいことだね。
その後、当てにしていた猫拠点はことごとく空っぽで、某巨大神社を通りすぎてキバちゃんちまでやって来た。ここで猫に会ったのは、奇遇にもちょうど5年前の2016年4月18日が最後で、それからは何度通っても猫の子一匹見かけることはなかった。きっと何か理由があってのことだろうと思い、今はもう単なる通過点でしかなくなっていたが、今日は散歩の最後でまさかの遭遇となった。
シャッターの隙間から覗いているのは麦わら。思わず「まだ猫いたんかー」と声が出てしまった。
逃げるでもなく、ガレージから出て様子を窺っている。もしかして人懐っこい?
民家の正面はご覧の通りの幹線道路だが、猫は慣れた様子で敷地に入っていく。入口はこっち側だったのね。
門扉のフェンス越しに指の匂いで挨拶したら、大きな欠伸で返してくれた(これは喜ぶところ)。今日の散歩は、最初と最後の猫に歯が1本もない点が変わっていたといえば変わっていた(キジ白3号の欠伸はこちら)。