由木村から多摩村へ


多摩市の猫

 今日の日の出時刻は6:35。いくら早起きしても、この時間はまだ真っ暗なので、7時すぎに散歩が開始できるよう逆算して家を出ている。今年の場合、1月1日~13日が最も日の出の早い時期で、この期間の朝の散歩は、寒いのはもちろん、晴れていても日差しが真っ赤だし、少し曇れば真っ暗だし、まさに忍耐の2週間となる。今年はその期間中の日勤が3回だけで、9日からは2泊3日で台湾猫旅に行くので、例年よりは多少楽かも知れない。ただし、台湾猫旅の方は、今までのように猫だけを目的にするのではなく、鉄オタ的要素も多少取り入れるので、見つけられる数はやや減るかも知れない。
 まあそれはその時のお楽しみということで、今朝の散歩は東中野バス停から。ローカルすぎて大部分の人が分からないと思うが、ここは八王子市の南東に位置する丘陵地帯。東京の歴史に詳しい人だったら、かつての南多摩郡由木村大字東中野字谷津入と言った方が通じるかも知れない。
八王子市の猫

 最初の猫は、2週間ほど前にも見かけた黒白と、その相方らしき茶トラ。前回来た時は茶トラが逃げてしまって、黒白だけがカメラに収まったのだった。
八王子市の猫

 カメラを向けて数秒以内に茶トラ逃亡。猫撮影は時間との闘いで、躊躇ったり迷ったりしている暇はない。
八王子市の猫

 とある寺院の前を通りかかると、スロープの脇に茶色いのが潜んでいた。
八王子市の猫

「潜んでいるつもりはないんだけどな」
八王子市の猫

 こちらの出方を窺う茶トラ白。
八王子市の猫

八王子市の猫

 プレハブ小屋の床下から、こちらを睨む視線あり。
八王子市の猫

 視線の主はクリーム猫。奥は猫の集会場になっているらしく、盛んににゃあにゃあ聞こえてくるが、この先は私有地なので無理。
八王子市の猫

 ゴール地点を旧地名で言うなら、南多摩郡多摩村大字山王下。峠を越えて谷戸の急坂を下りていると、木立の向こうから猫がやってきた。
多摩市の猫

多摩市の猫

 つかつか。
多摩市の猫

「そこな旅の人、何か美味しいものをお持ちじゃないかね?」
多摩市の猫

 おお、君は運がいいね、今日は試供品の袋があるんだよと、茂みで怪しい会話を交わしていると、いつの間にか1匹増えているではないか。
多摩市の猫

 じとーっ。
多摩市の猫

 あちゃー集まってきた。もう次のバスの時間だから行かなくちゃ。また来るから今朝は勘弁ね。
多摩市の猫

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