雨は上がったものの気温は低いままで、今日は最高でも17.3℃と肌寒い一日だった。仕事の行き帰りに猫を探す前提なので、服装はできるだけ薄く軽くしているが、それだと何もしない時に寒い思いをする。職場では役席の一人が「インフルかも知れぬ」と一人ごちつつ早退したこともあり、ワイシャツ姿で外を歩くのは、そろそろ潮時かも知れない。
夜勤明けの猫散歩をお休みしたので、今日紹介するのは22日の「こまこま散歩」の続き(前編はこちら)。春秋の恒例となったこの散歩は、西武池袋線の高麗駅からJR八高線の高麗川駅まで歩くことからそう呼んでいるが、今回は雨に降られたこともあり、徒歩ではなくバスで移動してそれぞれの猫拠点を訪ねる形になった。後編の今日は「桜と彼岸花の猫民家」から。定例作業となった「おいしい牛乳の儀」を執り行うため、いつもの小公園にたどり着くと、気配を察した3匹が早速近寄ってきた。
こちらの黒白はここでいちばん人懐っこい子。とても躾の良い子で、人が食べているものに手を出すなどという、はしたないことはしない。なので「おいしい牛乳の儀」には不参加。
雨が強くなってきたので今回の儀式は手短に終了。快く(?)モデルになってくれたお礼に、高級カリカリを一つまみずつ進呈してその場を辞去した。
雨具を持たずに来たため、そのまま帰宅するつもりで高麗駅へ向かっていると、道端で遊ぶ黒白を発見。
高麗駅に戻ったのは9時前。飯能行きの電車が発車したばかりで、ホームのベンチでぼけっとしているうちに、高麗駅〜高麗川駅を結ぶバス路線があることを思い出した。iPhoneで時刻を検索すると、タイミング良く次の便は数分後。改札でSuicaの入場情報を取り消してもらい、小走りでバス停へ向かうと、ほどなく緑色の車体の国際興業バスがやって来た。
高麗川駅では八高線の電車に数分で接続していたが、雨が小降りになっていたことから、近所の猫拠点を一回りすることにした。家庭菜園のはるか向こう側、草むす築堤に猫がいるのが分かるかな?
ここは廃線跡の築堤で、かつてはセメントを運ぶ貨物列車が通っていた。昔から猫の多い場所だったが、線路が剥がされた今もそれは変わりないようだ。ちなみにこの写真には2匹写っている。
帰宅してから調べたら、こいつには一度会っていた(こちら)。約2年半ぶりの再会。
築堤の下にキジ白がもう1匹。2009年6月にほぼ同じ地点で撮った写真はこんな感じ。
……予想通りキジ白は逃亡。絶望して振り返るとそこには白がいた。
ここに列車が走っていたのは1999年までだから、君は知らないだろうねえ。君のお婆ちゃんあたりが辛うじて知っているかな。
白に構っていると、背中から猫の鳴き声が聞こえてきて、振り返るとそこには三毛がいた。
お願い、逃げないでっ! ちょっとだけモデルになって欲しいんだ。
腰を下ろして背中の模様を見せてくれた三毛ちゃんがこの日の最後。天気に恵まれなかったのが残念なので、ここには近いうちにまた来ようと思っている。