昨日のマヌルネコ行脚で疲れたせいか腰や膝が痛かったので、今日は本格的な外出を控えて、近所を一回りするだけにしておいた。近所といっても我が家の周囲は猫の巣窟で、条件さえ良ければ、ちょっとその辺を歩くだけで2~3日分のネタができてしまうくらいたくさんいる。写真を撮らないまでも、どんな子がいるのだろうと思って、出かけるたびにチェックしているが、そのたびに新顔が出てくるので、未だに整理できていない。中でもいちばんのご近所さんで、頻繁に見かけるのがこの子。アビシニアンのルディだと思うので、アビちゃんという仮の名前で呼ばせてもらうことにする。
とてもきれいな毛並み。写真では分かりにくいが小柄な子で、見た感じ3.0~3.2kgぐらい。
近所なので、我が家も縄張りに入っていると思うが、敷地で会ったことはまだない。深夜にもなると、庭のキャットニップを嗅ぎに来たとみられる野良猫の咆哮が聞こえたりするので、そう遠くない将来、この子も遊びに来てくれるだろう。
以前も書いたが、我が家の背後には丘陵が迫っていて、急な斜面には古くからの住宅地が広がっている。家から近いのにあまり出歩かないのは、ひとえに坂の上り下りが面倒だからだ。台湾の金瓜石老街に似ていなくもない高台には、ぽつぽつと猫の姿が見られた。
品定めの目つき。お眼鏡に適わなかったようで、この直後、地面に飛び降りてどこかへ行ってしまった。
標高は高くないので、少し下りただけで眺望が遮られてしまう。猫は屋根の上。
こちらも長毛の薄色二毛。さっきまで毛繕いしていたのに、カメラを向けたらちんまりお澄まし。
茶トラ白が出てきた民家には、何匹かの猫が集っていた。みんな近くの猫民家の子だ。
クリームの子は何度か登場しているので、覚えている人もいるかな?
恐らく母猫は複数いて、それぞれ出産時期がずれているから、子供たちの成長の度合いも様々だ。
俺はサビ猫初心者なので、この子がいくつぐらいだとか、機嫌がいいのか悪いのかなど、表情から読み取ることができない。
こちらの黒白は、「手ぶら野郎が人んちで何してんだ」というような気持ちではないかと思うがどうか。
高台から下りてさらに行くと、空き地の隅にキジ白発見。この辺りはまともに探すときりがないので、軽く流している。
毛並みだけでなく、目元や耳もきれいにしている。近所に猫は多いが、野良は多くないようで、たいていどこかで飼われるか面倒を見てもらっているようだ。
一回りして普段の通勤路に戻ってきた。ふと気づくと、茶ファミリーの一員がこちらを睨みつけているではないか。
この辺は農地が多く、収穫した野菜や穀類を鼠から守るため、猫の活躍の場がまだまだ残されているようだ。きっとどれも優秀な狩猟能力を持っているに違いない。