妻と復縁する前と後で、我が家の2匹の挙動がずいぶん変わった。特にマコちゃんは明らかに元気になった。一人で暮らしている時は、夜勤のたびに24時間以上家を空けていたし、家にいてもパソコンに張り付いてばかりいて、ちゃんと向き合う時間が取れなかった。もともとサチコの遊び相手にと思って迎えたマコちゃんだが、残念ながら未だに折り合いが悪く、せっかく2匹いても一緒に遊ぶことはまったくない。俺が相手しなければ、猫たちは一人遊びして、毛繕いして、それにも飽きたら寝るしかなかった。淋しがりのマコちゃんは、体を舐めてばかりいて、背中やお腹の毛が薄くなるほどだったが、今は留守番することがほとんどなくなり、いつも誰かに構ってもらえるようになって、すっかり回復した。
留守番ばかりでは猫だって辛い。野生や野良の環境で心身ともに成熟して生きているならともかく、去勢され室内飼いの猫というのは動物版ニートのようなもので、親代わりである人間に食べさせてもらって遊んでもらって、子供のまま一生を終える運命だ。そういう風に育った猫にとって、一人ぼっちはとても淋しいことなのだと、この半年ほどでよく分かった。
まあそういうわけで、安心して夜勤に出勤できるようになり、散歩も捗るかというとそうでもない。今日は風が強かったせいか、分倍河原~谷保という慣れた道にもかかわらず、見かけた猫は10匹に満たなかった。
生垣越しの写真が続く。さっきは背伸びしたが、今度は葉っぱの隙間からカメラを差し入れて撮ってみた。
せっかく2駅も歩いたのに、早くも谷保駅の近くに着いてしまった。いつもの場所に茶トラ。
ワイパーのところで伸びていたのは、スクーター二毛の相方だった。
傍らにはスクーター二毛もいた。ダンナを見張っているものと思われる。
乗り換えのため今日も稲田堤で下車。瓢簞横丁のキジトラが塀にもたれて日に当たっていた。
カメラに気づくと警戒して、一歩前に出たら見えなくなるまで逃げてしまった。もっとまったりした子だと思ってたよ。