台湾一周・猫の旅(7)


枋寮郷の猫

 今日の夜勤明けは八王子市と多摩市にまたがる丘陵地帯で猫を探していたんだが、とある場所で颯爽とフェンスを乗り越えようとしたら、足が引っかかって向こう側の側溝に転落してしまった。怪我は大したことなかったが、スラックスが破れてクリティカルな部分が露わになってしまい、そのままでは通報されかねないため、諦めて家に帰ってきた。
 ……なので今日は台湾猫散歩の最終日、1月11日朝の枋寮散歩の続きから。この回では散歩中に出会った2組6匹の猫グループを紹介する(前回はこちら)。
 枋寮というのは台湾西岸の小さな郷で、台湾第二の都市である高雄と、台湾最南端の岬である鵝鑾鼻がらんびの、ほぼ中間に位置する。どちらも直線距離で約50kmとごく近いが、鵝鑾鼻のある恆春鎮には鉄道が通っておらず、行くとなるとバスやタクシーを使うことになる。枋寮駅近くには國光客運のバスセンターがあって、高雄始発の鵝鑾鼻行きなんてのが頻繁に来るから、行くこと自体は簡単だ。せっかく枋寮まで来たなら、もう少しだけ足を延ばして、最南端の土を踏んで行きたいと思わないでもなかったが、行き止まりの道を100kmも往復する時間はなく、今回は旅程から省いた。あまり知られていないようだが恆春には空港があって、以前は立榮航空が台北松山と結ぶ便を運行していた。利用者低迷により休航中だそうだが、この便があれば台北松山で乗り継いで、いきなり恆春から猫旅スタートなどという芸当も可能になる。就航路線が一つもない状態が続いて、空港の存続自体が危ぶまれているそうだが、もしここを発着点にできたら、旅の幅がずいぶん広がると思う。
 閑話休題。小学生の登校時間が過ぎ、時刻は8時となって、次は大人の通勤時間が始まるはずだった。海岸通りよりも街なかを先に済ませるべきと思い、適当な路地に入ると、早速黒い背中を発見した。
枋寮郷の猫

 離れたところで眺めていたら、民家の敷地からもう1匹現れた。どちらも黒白のようだ。
枋寮郷の猫

 おはようございます。私は日本から来たただの愛猫家です。お願いだから逃げないでください。
枋寮郷の猫

枋寮郷の猫

 しかし、あとから出てきた方は敢えなく逃亡。この子はきょとんとしながらも、何とか留まってくれた。
枋寮郷の猫

枋寮郷の猫

 2グループ目は空き地で遊ぶ茶色い母子。
枋寮郷の猫

枋寮郷の猫

 茶トラ白の子猫はこちらに気づいて鳴いている。でも近寄るのは難しそうだな。
枋寮郷の猫

「びっくりさせないでくれよ、あいつはまだ幼いんだ」
枋寮郷の猫

 ……とでも言いたげなのはお父さんかな。
枋寮郷の猫

枋寮郷の猫

 えー、行っちゃうのー。
枋寮郷の猫

「叫我嗎?(僕のこと呼んだ?)」
枋寮郷の猫

枋寮郷の猫

 天真爛漫な子。呼んだら来てくれた。
枋寮郷の猫

 母猫は離れたところで終わるのを待っている。
枋寮郷の猫

枋寮郷の猫

 父(?)もちゃんと見張っていた。
枋寮郷の猫

枋寮郷の猫

 あれは……、関係性不明。
枋寮郷の猫

 最後に今回の台湾猫旅のデータを紹介しとく。カメラに収まった猫の数は78匹(前回75匹、前々回83匹)、写真の数は228枚(同221枚、199枚)だった。初日が不調なのは毎回のことだが、今回はスマホのトラブルがあったことと、雨に降られたことで、特に振るわなかった。最終日は天気に恵まれすぎて25℃超えの夏日となり、体力的にきつかったが、それより深刻だったのは大陸から流れてくるPM2.5だった。それについては次回触れる。
枋寮郷の猫

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