今夜の夜勤が終わったらまたお休みなので、出勤前の散歩はちょっと無理して拝島に行ってきた。猫関係業務を実施するにあたり、その成果が天気や気温に大きく左右されることは言うまでもないが、それらと同じくらい重要なのが曜日だったりする。例えば平日の朝に散歩するなら、通学路を避けるようにしないと色々やりにくいし、休日は公園などのレジャー施設には近づかないようにしている。今日の散歩コースに拝島を選んだのは、新築ラッシュの路地でシャム混1号に会うには、休工日じゃないと難しいと思ったからだ。
平山の自宅から職場へ向かう時に拝島を通るのは、もはや回り道ではなく完全なる逸脱だ。16時からの勤務なのに家を出たのは11時半。歩き始めてすぐに目に入ってきたのは、華やかな木蓮の蕾と巡回中のアビちゃんだった。
自宅の敷地から出てるの初めて見た。よく会うという妻の話によれば、体格に比例して縄張りも小さいらしい。
そして今日はやっとシャム混1号に会えたのだった。去年8月以来7ヵ月半ぶり。
迷惑なのは顔つきで分かるけど、次いつ会えるか分かんないからさ。
駅前再開発は完了していて、あとは商店などの民間施設が整うのを待つばかり。シャム混1号は中途半端に残った空き地を縫うように歩いていく。
残った土地は傾斜地ばかりで、使いにくいみたいだけどな。ちなみに着工前はこんな感じだった。
一回りして戻ってきたシャム混1号。よく見ると肩から下の毛が薄くなっていて、尻尾もずいぶん細くなっていた。以前、飼い主のおばさんに聞いたところでは、こいつは子猫の時から体が弱く、たびたび病気しては病院で診てもらっていたそうだ。加えて駅前再開発に新道開通と、ここ数年で縄張りが激変したことで、かなりストレスを感じているのではないかと思う。俺がこの街へ引っ越してきて、こいつに出会ってから今年で10年。写真を撮り始めてから6年。傍観者が言うことではないのは分かっているが、こいつには元気でいて欲しいと思う。
シャム混1号を追跡していたら40分ほど経ってしまい、残りの猫は足早に歩いて見かけた子。駅の反対側の黒っぽい路地にモノクロの2匹がいた。
さっき流し台にいた黒はプランターに隠れたつもり。逃げ足速いね。