今日は父の遺品整理を進めるため朝から羽村へ出かけてきた。少ないながら彼の地にも顔見知りの猫がいて、一人だったらもちろん会いに行くところだが、妻を伴っていたので、必要なことを粛々と片付けて夕方までには帰宅した。仕事のお休みは明日までの二日間だが、明日もその手の用向きで立川へ行かなければならないので、結局どちらも潰れる。明日は猫を探すけれども。
今日紹介するのは、先月28日の拝島猫散歩で会った猫たちの続き。折れ耳のサバトラ(青トラ)までが前回で、その後さらに北側の猫拠点を奥の方まで歩いてみたが、そこで会えたのは2匹に留まった。すべての知り合いに会えていれば6匹は堅い場所なんだが、頻繁には来られなくなったので、知らない間に状況が変化したのかも知れない。
その2匹は朝顔の向こう。
こいつも知り合ってからだいぶ経つが、しばらく会わないうちにだいぶヨレたようだ。野外で暮らすということは、様々な感染要因に晒され続けることだから、よほど免疫力が強くないと無事ではいられない。
駅の北側は諦めて、旧々居の近くへ移動。シャム混1号邸や再開発の縄張りは空振りで、やや迷走気味に歩いていると、とある民家の敷地で寛ぐキジトラを見つけた。
引っ越しの多い俺は住まいの履歴を説明すると長くなるんだが、ここは旧々々居に近い路地。定点の猫拠点にこの日も猫がいた。
1ヶ月ほど前に通りかかった時は、まだ真っ青だった葡萄の房が、いい感じに色づいてきた。猫は前回と同じ場所で見張っている。
南北の坂道は五日市鉄道の廃線跡。戦前の非力なガソリンカーには厳しい勾配に沿ってアパートが建ち、そこには猫がいる。
今までも何度か見かけている子。とても臆病なので、撮影に成功した例は極めて少ない。
時刻は8時半を過ぎたところ。徐々に曇って暗くなる中、猫たちの行動も緩慢になってきた。
細い路地で最後に見かけたのは、またまた長毛のサバトラ。このあとさらに歩いて某巨大神社下の猫アパートまで足を延ばしたが、猫一匹見かけることはなかった。猫アパートの婆さんによると、しばらく会えずにいたキジ白マダムは怪我をしたそうで、老齢であることも考えて、できるだけ室内で過ごさせているとのことだった。時々リードをつけて玄関ドアを開けておいたりもするが、本人が出たがらないそうなので、今後はよほど運が良くないと会えないかも知れない。神社下の三毛みーちゃん、境内の神猫1号、参道の茶白みーちゃん、キバちゃんやそのお友達など、ここらの猫たちはみんないなくなってしまった。