6月から使っているPENTAX KPというカメラは、ミドルクラスでありながら強力な手ぶれ補正機能を備えている。ボディ内補正なので古いレンズでも効いてくれて、例えば親が学生時代に買った50年前のレンズでも、余裕で使えてしまうのが嬉しい。高感度性能も上がっていて、以前ほど冬の朝に「暗い」「色が乗らない」と悩むことが少なくなり、とても助かっている。
そんなわけで、今朝はやや雲が出て日が翳りがちなところ、南大沢~職場という、滅多に訪れることのないニュータウンエリアを散歩してみた。ひたすら登りの片勾配で、そんなコースを新規開拓しても徒労に終わるのではないかと危惧したが、幸い何匹かの猫に会うことができた。
1匹目は橋の下に見える猫耳から。
南大沢というのは起伏に富んだ街で、地図では読み取れない立体交差が多く、本当はここも橋の上を歩いている予定だった。怪我の功名でこの子に会えたから良かったけど。
2mほどのところまで接近。ルディっぽい毛色の霜降りなので、アビシニアンかも知れない。
姿勢を低くして警戒している。毛色は一見サバトラ(銀トラ)のようだが、額の辺りに薄いレッドが見えているので二毛。ティッピングがあるせいで全体的に白っぽく見える。
早々に逃亡した二毛と入れ違いに出てきたのは茶トラ。ここは隠れる場所が無限にあるから、もっとたくさん潜んでいるのかも知れない。
「怪しいヤツだな。大方撮った写真を高く売りつけるんだろう?」
違う違う、むしろお礼に高級カリカリを進呈するから、一つ頼むよ。
多摩ニュータウンは緑地帯が多く、特にこの季節は紅葉が素晴らしいんだが、坂が多すぎて、日常的に訪れるのは難しい。もう少し条件の良い日にまた来てみて、猫にたくさん会えるようなら、定番コースに加えないでもない。