今朝の散歩コースは少しデンジャラスで、既知の猫ポイントが少ない上に出現率も低く、実際に歩いてみたら危なくその通りになるところだった。朝から日差しが強く、気温が高めだったからかも知れない。出発地点は南武線の稲城長沼駅で、期待通りの展開だった場合、最初に見かけるはずの猫は、とあるアパートの裏に住む黒白(こちら)。何度か夏毛・冬毛のモデルになってもらったことがあるので、覚えている人もいるかも知れないが、あいにく今日は不在。このまま素直に稲城駅へ向かうと休載になる恐れがあったため、広大な梨畑を二回りしてみたところ、一周目にはいなかった白猫が民家の窓辺に佇んでいた。
この子は2013年のクリスマス・イブに初めて会った子。あれは氷点下1.6℃と寒い朝だった。
白は猫ドアを鼻で開けて室内へ入っていった。俺は1匹見つけてほっと一息。
ゴール地点を京王よみうりランド駅に変更し、東へ向けて歩いていると、梨農家の塀の際で猫が1匹寛いでいた。
近寄ったら奥の方へ引っ込んでしまった。傍らで婆さんが草むしりをしていて、猫はそれを見物していたらしい。
「毎晩トイレに起こされるから敵わねえんだ」と婆さん。ぶっきらぼうな物言いながら、とても可愛がっていることが窺えた。
最後の1匹は梨畑を巡回中の黒白。稲城の梨はモノも立派だが値段も立派で、あまり果物を好まない俺や妻はまだ食べたことがない。秋口になったらあの婆さんのところで買ってみようかな。そうしたら猫も懐いてくれるかな。