2月7日に出したPENTAX SVの修理が終わったと連絡があり、休みの日にでも受け取りに行こうと思っていたんだが、今月の前半は連休がなく、日野から行きにくい新井薬師前へ行くのに一日使うのはもったいないので、夜勤明けのついでに寄って受け取ってきた。帰宅したのは14時すぎで、普段と比べてもそんなに遅くはなかったが、猫を探してから行ったので結構疲れた。
父がこのカメラを買ったのは大学4年の冬ごろだったようだ。その時の恋人(つまり母)がすでに俺を身籠っていたので、生まれたらたくさん写真を撮るつもりで奮発したのだろう。露出計もついていない簡素なカメラではあるが、それでも当時の大卒初任給の倍近い値段だったそうだ。当時カメラを持つ人の多くがそうだったように、自宅に暗室を設け、現像も焼き付けも自前でやっていたようだ。カラーフィルムの処理は素人には敷居が高いので、使っていたのはもっぱらモノクロネガ。子供時代の写真がモノクロばかりだと、ものすごく古い時代に生まれたみたいで、人に見せるのが嫌だったなあ。
猫の方は大都会・新宿の2匹から。会いたいと思っていた子に初っ端から会えて、若干のけぞりながら撮影。
会いたかったのは奥のチョコ白。去年の5月以来13ヶ月ぶり。
プスプス言いながら近寄ったら様子を見に来た。チョコ白という毛色が珍しいのは無論のこと、こいつは子猫の時にも見かけたことがあり、心に残っている猫でもある。
唐木田から小田急の急行に乗って、新宿に着いたのは10:51。正午を過ぎるとランチタイムの勤め人がわんさか出てくるので、猫を探すのはそれまでの1時間限り。気温は25℃を超えたくらいで、猫的には少し厳しいかなと思っていたが、次も割とすぐに見つかった(写真ではものすごく分かりにくいけど)。
カメラに気付くと丸い目がもっと丸くなった。猫って本当に表情が豊か。
定点の猫駐車場にはキジトラが1匹。どこかで見た光景だと思って、帰宅してから調べたら、去年5月にもまったく同じアングルで撮影していた。道幅がとても狭いので、どうしてもそうなりがち。
新宿の猫は以上。
以下は修理済みのカメラを引き取って、新井薬師前駅から中野駅へ向けて歩いてる時に見かけた猫。
暑いからもういないと思っていたけど、さすが中野区は猫が多いだけあるね。
毛色はこのブログで言うところのキジ渦白、すなわちブラウンクラシックタビー白。おっかなびっくりしているところ、横から撮らせてもらった。