久しぶりに青空の下の散歩となった今日は、もともと昨日の朝に予定していた西国立駅~七三ファミリーの縄張りまでをコースに選んだ。早朝から日差しが強くて気温の上がり方も早く、あまり期待せずにいたんだが、蓋を開けてみればこれが大盛況。新たな猫拠点を発見したりもして時間が足りなくなり、立ち寄るつもりの路地をいくつか端折らなければならなかった。日差しが強すぎたため撮影条件が厳しく、見かけた猫のすべてをカメラに収めることもできず、結果的にはここで28点の写真を紹介する運びとなった。
怒りんぼさんの路地は今日も空振りで、最初に見かけたのは住宅街の黒。コントラストの高い日陰だから分かりにくいかな。
近寄ったら目がまん丸。逃げる気満々の猫を思い留まらせることは難しい。
行く手に見えるは巡回帰りと思しきキジトラ。曇りの日と違って今朝は活動的なのが多い。
キジトラを撮影している傍らから猫の鳴き声がして振り向くと、横丁の向こうに1匹発見。地面で寝そべってこちらを眺めている。
カメラが苦手らしく、尻尾を上げたまま間合いを取るキジトラ。止まってくれないので撮影がムズカシイ。
……なので、とりあえず道路向かいへ視線を転じてみる。実はここが新たな猫拠点なのだった。
かつてここから少し離れたところに、猫たちの住む古びたアパートがあったんだが、しばらく足が遠のいているうちに取り壊されてしまい、彼らの行く末が気になっていた。何匹もいたのですべてを知っているわけではないが、この長毛白は恐らく2014年5月にアパートで見かけたこの子だと思う。長毛白というのは野良暮らしには不利な形質だと思うんだが、逞しく暮らしていたんだな。
ほとぼりが冷めたころかと思って振り向くと、さっきのキジトラは待ちくたびれて横になっていた。
ほかにもたくさんの猫がいたが、時間が押してきたので次へ向かうことにした。近いうちにまた来るからよろしくね。
久しぶりに見かけた常駐のキジトラ。目つきが悪いのは眩しいから(たぶん)。
にこやかに接近を試みたがまったく相手にされない。この子はMOONちゃんには友好的で、会うたびにごろすりすりしているらしいのに、俺には冷たいんだよなー。
こらちに気付いたサバ白はカメラを避けて遠ざかり、上の段には黒白の頭が……。君たちここで寝ちゃってて大丈夫なの?
昨日の予定に従って、散歩の締めくくりは、チョビ1号邸と七三の縄張りに顔を出した。あいにくチョビ1号は不在だったが、濡れ縁に相方のキジ白が出ていた。
以前も書いたが、チョビ1号邸は敷地の奥に別棟を建築中で、資材搬入のため門扉や門柱が撤去されている(着工前はこんな感じ)。工事が始まってから猫に会えずにいて気を揉んでいたが、以前と変わらない様子でちょこんとしていたので、何だか拍子抜けしてしまった。チョビちゃんにもよろしく言っといてね。
横に回ってカメラを向けると、顔がこちらを向いていた(つまり狸寝入り)。七三ファミリーが一斉に姿を消してから5年が経ち、もともと大人しい婆さんが動いている姿を見ることは滅多にない。