昨日は職場の送別会があって、会社帰りに多摩センターで飲んできた。23時ごろお開きになり、日付が変わるころに帰宅したが、それから猫写真を整理する気力はなく、アイスクリームを食べて寝床に入ったのだった。
以前は毎晩欠かさず大瓶のビールを6~7本飲んでいたが、今は家でも外でもまったく飲まなくなって、アルコールを口に入れること自体数ヶ月ぶり。悪酔いしたらイヤだなと思っていたが、楽しく飲めたからか、今日の目覚めは悪くなかった。とはいえ体は重く、出勤前の散歩はあっさり目。昨日も今日も、猫はあまり見つけられなかった。
日勤だった昨日の猫関係業務は早朝の八王子から。井戸の公園に寄ってみると、芝生の上に常駐のキジ白が佇んでいた。
「ここは居心地がいいから、油断していると、すぐに奪われちゃうんだよ」
公園を一回りして、お気に入りの場所に落ち着いたキジ白。確かにこの辺はたくさんの猫がいるからな。
その後、1匹逃げられた以外は猫に会うこともなく、片倉駅近くまでやって来た。小柄な茶トラがこちらを眺めている。
顔つきは大人。うちのサチコみたいに、そもそも体格が小さいんだろうな。
いつもの駐車場ではキジ白がご飯待ち。物置の上にも寝ているのがいるね。
黒白は丸くなったまま反応なし。初めて会った一昨年の秋に比べると、ずいぶん老け込んだように見えるなあ。
そして今日の夜勤前は茶猫タウン。実は西立川から歩いて、美人さんの妹ほか5匹ぐらい見かけたんだが、みんな敷地の奥の方で寝ていて、写真は撮れなかった。
これも奥っちゃ奥だけど、まあ何とかなった。寝てたら諦めてた。
車の陰に潜んだところへ、足音を忍ばせて近寄ってみたら、去年の夏に会ったお母さん猫だった。茶トラ白のメスがいるのだから、この街は茶猫が増えるわけだ。
茶色遺伝子OはX染色体上にあって、かつ白色遺伝子Wの次に強力なので、父が白猫でない限り、茶猫の母から生まれた子には必ず茶系色が混じる(茶か二毛か三毛)。特にオスの子はすべて茶になる。去年の夏見かけた時は、茶トラ白とレッドタビーポイントの子がいたので、この母のC遺伝子座の遺伝子型がCcaということも分かる(C遺伝子座の劣性対立遺伝子は推定)。
猫って理科の教材にうってつけだと思う。エンドウマメとかハエとかより、身の回りの猫を観察する方が面白いと思うんだがなあ。