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2018-07-12
本当の毛色

 ささやかな夏休みは午後からの激しい夕立で締めくくることになった。
 漫然と過ごしていたら、雨の間隙を突くことはできなかっただろうが、今朝は6時すぎから雨雲レーダーと睨めっこしていた。雨の合間は必ずあるはずで、その間にささっと猫を探し帰って来て、社会復帰までの残り時間を泰然と過ごしたかったからだ。
 雨が上がったのは8時前で、通勤通学時間帯を避けられたのは都合が良かったが、猫の方は芳しくなかった。モノレールの立飛駅から南武線の西国立駅まで6.2km歩いて、見かけた猫はわずか3匹。廃線緑道のゴメン顔(この子この子)に会うことも叶わなかった。
 1匹目は寝坊助黒白。もう9時半だよー。
立川市の猫

 「お、おう」
立川市の猫

 (このニンゲン知り合いだったっけ?)
立川市の猫

 緑道脇の猫駐車場には1匹だけ。常駐のサバトラが車の下で丸くなっていた。
国分寺市の猫

 濡れた被毛が撚れて、黒い色が毛の先端にしかないことが分かる。つまりこの子の被毛はティッピングを生じているので、サバトラ(silver mackerel tabby)というより、シルバーシェード(shaded silver mackerel tabby)と呼ぶ方がより正確だと思う。初めて見かけた2011年10月当時は、ただのシルバーにしては縞模様がはっきりしないし、ブルーにしては白い毛が目立つので、I遺伝子座がI-かつD遺伝子座がddのブルーシルバーマッカレルタビーだと思っていた。
国分寺市の猫

国分寺市の猫

 以前からあまり健康そうには見えない子だったが、ここで暮らしていたほかの猫たちは大方いなくなり、結局この子が最後まで残ったのだなあ。
国分寺市の猫

 散歩の後半に最後の1匹。巡回帰りと思しき黒白を見かけた。
立川市の猫

立川市の猫

 立川勤務時代は頻繁に見かけていた子(例えばこちら)。元気そうで何より。
立川市の猫

 1時間40分にわたる散歩を終えて平山に戻ったのは11時半。夕方からゲリラ豪雨に見舞われるなど想像もできない日差しで、もう猫には会えないだろうと諦めていたが、ダメ元で覗いた茶ファミリー邸に茶トラ白が佇んでいた。
日野市の猫

 逃げもせず、珍しげな眼差しでこちらを眺めていた。短い夏休みはこれでおしまい。
日野市の猫

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