今日は本業に関係する資格試験の受験日で、10:45の試験開始に合わせ、5:45に家を出て試験会場のある新宿へ向かった。5時間も前に出発したのはもちろん猫を探すためで、とっとと散歩を済ませないと、気温が上がってそれどころではなくなってしまうからだ。台風20号が日本海に抜けた影響で強い南風が吹き込み、今日はかなり高温になることが予想されていた。猫を探してうろうろできるのは、8時ぐらいまでが限界と思われた。
準特急とかいう存在意義のよく分からない種別の列車に乗り、新宿に到着したのは6:41。副都心のビル群を抜け、街道を渡り、いつもの猫住宅街で1匹目に遭遇したのは15分後のことだった。
寝ているかと思ったら起きていた。ここは高層ビル街が近いため日陰が多く、猫たちもみんな寝坊助だと思ってた。
窓と手すりの間に挟まる猫発見。さすがに狭すぎるのか、足だけはみ出しているね。
近寄りすぎて道路に飛び降りてしまった。ごめんよ、びっくりさせるつもりはなかったんだ。
ここの猫たちは、日陰が好きでここにいるのか、日なたがないから仕方なくここにいるのか、よく分からないな。
こちらのキジ白は個性的な顔立ち。ものすごく目を見開いているね。
びっくり顔のまま隣の路地に誘われて、よく見ると背後にも似たようなのが1匹いた。
次の猫は若い黒白。茂みからこちらの様子を窺っているのが分かるかな?
この街には三毛が住んでいるので、茶系の猫もいると思うんだが、どういうわけか見かけるのは黒系やキジ系ばかり。
後ろのキジトラが何となくカッコよくて、しばらく見とれてしまった。
さすがにこれはちょっと分かりにくいかな。俺的には、会いたい子が現れて有頂天になっているんだけれども。
まったりしていた2匹だったが、死角に隠れて舌を鳴らしたら、様子を見に出てきた。
最終的には塀の上まで降りてきた。チョコレート色の被毛を野外で目にすることは稀で、ねぐらを訪ねれば会えるこの子はとても貴重な存在。
散歩は8時ごろまでと思っていたが、思っていたよりも気温の上昇が早く、10分を残すところでギブアップとなった。最後の猫は道端で固まるキジ白(と背後の黒白)。
猫たちに山勘を分けてもらったお陰で無事に試験をクリアし、午後からは別の用事で立川へ移動。ついでに人妻三毛ちゃんちを覗いてみたら、ちょうど家財道具を搬出中で、立ち会っていた婆さんと会話する機会を得た。細かいことは省くが、家を解体するわけでも引っ越すわけでもなく、猫たちも元気にしているとのことだった。前回訪れた時は、一部の家具や庭木がなくなっていて、エアコンが取り外されたりもしていたので、てっきり解体するものと早合点してしまった。お騒がせしてごめんなさい。