一昨年の春に煙草を「休煙」してからというもの、体重の増加が止まらず、自分のお腹が別の生き物に感じるほどになり、このままでは健康を損なうのではないかと危惧している。猫散歩の方も、以前は夜勤明けに15km歩いたりしていたのに、今はせいぜい4~5kmが関の山。モチベーションが下がってきていることも原因の一つではあるが、それよりも、単に太って体の負担が増えたことの方が大きい。休煙した時点で60kgだった体重は、昨日計ったら75kgになっていた(身長は182cm)。カメラやレンズを買うたびに、グラム単位で重さを気にしているのに、本体が15kgも増えたのでは本末転倒だ。
とはいえ煙草の値段は上がる一方で、俺が吸い始めた時に180円だったセブンスターは、来月ついに500円の大台に乗る。プルーム・テックは490円だそうでほんの少し安いが、職場の同僚らへのリサーチにより、電子煙草では痩せないことが結論づけられている。俺自身の性格上、煙草を「吸うか吸わないか」という1か0の選択なら苦じゃないが、例えば1日20本吸っているのを10本に減らすというようなことは難しい。これは大変悩ましい問題である。
まあそんなことはどうでもいいんだが、今日紹介するのは先週の金曜日、拝島駅から棒巨大神社まで歩いた時の続き。2015年秋まで住んでいた旧々居付近で3匹の顔馴染に会い(こちらの記事)、次に見かけたのもやはり知り合いだった。
遠目に見えていたのは二毛だけだったが、近寄ったら灰白もいた。眠い時間に済まないね。
灰白は細い目で睨んでいる。眩しいみたいだから角度を変えようか。
ところ変わって今度は2009年秋まで住んでいた旧々々居付近。常駐の二毛が裏口で朝ご飯を待っていた。
こちらに気づくと、小走りで駆け寄ってきた。珍しく機嫌がいいみたいね。
ごろごろすりすりが激しくて、写真撮影は困難。一瞬止まったところを何枚か。
この子の毛色は茶色と黒で構成されている。黒い部分が大きければサビ猫で、この子のように茶色い部分が大きい場合は、鼈甲と呼ばれることもある。鼈甲というのはタイマイ(海亀)の甲羅で、かつては洋服のボタンや眼鏡のフレーム、アクセサリやギターピックなどに使われたが、現在はワシントン条約により商取引が禁止されているので、本物を目にする機会は激減している。猫の毛色を差す言葉としても、いずれ使われなくなるかも知れない。
俺が接近していることに気づくと、様子を窺うように向きを変えて……、
黒白の路地から少し戻った地点に一軒の猫民家がある。奥さんの水撒きが終わるのを待って覗いてみると、いつもの茶トラがこちら向きに佇立していた。
気温は23℃ほどで、日差しもなくて過ごしやすい。こんな日はたいていここに佇んでいる。
ちなみにこの家、去年の秋までは富士山模様の透かし塀だったが、いつの間にかフェンスに変わっていた。
この日は定点の猫拠点に頼ってばかりで、ほとんどの猫が顔見知り。最後の某巨大神社では有閑マダムに会いたかったが叶わず、その手前で見かけた茶トラ白でお開きとなった。
明日は横田基地の友好祭に行くつもりで休暇を取ったが、どうやら朝から晩まで雨のようだ。二日続けて休載したあとなので、できれば散歩には行きたいが、無理なら12日に撮った写真が少しだけあるのでそれを載せるつもり。