昨夜、暇に飽かせて台湾鉄路完乗旅行のプランを練っていたら、豊原客運の6506系統が今月10日をもって廃止されたと知った。この路線は花蓮〜台中を結ぶバスルートの西半分(梨山〜台中)を受け持っていて、所要時間は何と6時間。花蓮〜台中を乗り通すと10時間もかかる。台湾島を横断する陸上公共交通機関はこのルートが唯一で、雪山山脈の山越えを伴うため、ルート上の最高地点は海抜3,275mにもなり、東半分を受け持つ花蓮客運の1141系統と併せ、ディープな旅行者には有名な路線だった。
なお、6506系統は台中市公車(市バス)に移管されたため、梨山〜台中の足が失われたわけではない。移管後は経路変更に伴い海抜3,275m地点を通らなくなり、865系統(梨山〜谷關)と850系統(谷關〜台中)の2路線に分割されたそうだ。
花蓮〜台中は華信航空が週3便の飛行機を運行していて、それに乗ればわずか1時間で着いてしまう。にもかかわらず、通しで10時間もかかるバス路線が残っているのは、山間集落に新聞や物資を運んだり、原住民の子供たちの通学に必要だからだそうだ。かつては日本でも列車やバスで新聞を運んでいた。今から30年ほど前、トロッコ列車として有名な大井川鉄道井川線で、朝の列車に小学生と新聞が乗っていたのを思い出した。今はほとんど完全に観光列車化しているので、千頭発の下り列車は9:12が始発になっているが、かつては登山客のため4:40に発車する便や、通勤通学利用のため7:10に発車する便があった。
まあそんなわけで平和な夜勤を10時に終えて、仕事帰りにはるひ野から若葉台まで散歩した。
高台の猫拠点に到着したのは10:45。都合よく巡回帰りのまだら君が現れた。
気配を察して鉢割れ君も登場。ここはまだら猫拠点なのだった(初出記事はこちら)。
こちらはやや友好的。人差し指を鼻先15cmまで近づけることに成功した。
今日みたいな天気のいい日は、家族総出で日なたぼっこしていることがあり、今日もそれを期待していたんだが、ほかに猫は見当たらなかった。強い北風が吹いていたからかも知れない。
まだら兄弟のあとはからっきしで、最後の1匹は猫ヶ丘下のいつもの場所。先日、馴染の三毛に会ったばかりの場所に茶トラ白がいた。
昨日の雨と強風で日差しが眩しく、究極的な吊り目の細目になっていた。