昨日の羽田で疲れていたせいか、今日は珍しくお昼近くまでグースカ寝ていた。朝になってサチコが布団の中に入ってきたり、マコちゃんがお腹の上に乗っかってきたりしたけれど、そうした勢力に負けることなく、久しぶりにぐっすり寝られた。
今日の勤務は夜勤。目が覚めた時にはすでに雨が降っていて、見るからに寒々しい景色だったため、散歩はせずにまっすぐ会社に向かった。猫写真は昨日のお迎え散歩の続きから。
海辺のプロムナードで数匹の猫たちに会ったあと、次の目的地である某巨大卸売市場に向かうべく、広い公園をバス停に向かって歩いていると、ベンチのところに佇むキジ白に遭遇した。この日は夥しい数の猫が出ていて、かなり端折って撮っているんだけれども、この子は見覚えのある顔だったので足が止まった。
帰ってから調べたら、やっぱり会ったことのある子だった。去年の春以来だから、1年7ヶ月ぶり(前回の様子)。
散歩の第二弾は某巨大卸売市場から。なぜこんな場所を選んだのかというと、前回バスで場内を通り抜けた時に、車窓から数匹の猫を発見したからだ。その時は、一般人が立ち入っていいのか分からなかったので、指をくわえて眺めるだけだったが、あとから調べたら自由に入れることが分かったため、この日のコースに組み込んだのだった。
……だがしかし。
確かに場内に猫はいたが、トラックだのフォークリフトだのターレットが縦横無尽に走り回り、悠長に立ち止まっていられるような雰囲気ではない。しかも相手が猫だなんて知れたら蹴られかねないので、とりあえず場内を一回りして休憩することにした。
喧騒にやられて、市場の隅っこで小さくなって休んでいると、遠くの日なたに佇む猫発見。
しかし、人懐っこくはなかった。近寄ったら玉ねぎ貯蔵庫に逃げ込んだため、しばらく張り込んでいると、中から小さいのが出てきた。二毛はお母さんだったようだね。
さらに張り込みを続けていると、今度はでかいキジ白と小さなキジ白が顔を出した。恐らく家族であろう猫たちはみんなとても臆病で、少しでも動くと貯蔵庫に逃げてしまうため、これ以上のアップ撮影は不可能。
市場のあとは、流通センターから一駅だけモノレールに乗り、猫の巣窟たる大森の下町にやって来た。運河にかかる長い橋を渡っていると、はるか彼方に早くも1匹発見。
とことこ歩いて最接近。ハゼ釣りに来たという近所のオヤジさんによれば、釣り餌のホタテを狙って、たくさんの猫が集まってくるのだそうだ。
その辺をぶらぶらしていると、確かに猫たちが待機している。堤防の斜控杭が埋まっている部分に、止まり木のように佇んでいる。
うちのマコちゃんに似た感じの懐き方をする子だったので、親近感もひとしおだった。
街なかに出て散歩続行。船着き場の片隅に無造作に置かれたボートから黒猫が出てきた。
お昼寝から覚めたばかりなのか、フェンスの中から通りを眺めてぼーっとしていた。
真正面に回ったら、ようやくこっちを見てくれた。お忙しいところ済みませんね。
朝から何も食べずに10km近く歩いたので、いい加減くたびれてきた。予定では天空橋まで歩くつもりだったが、体力も尽きたし、猫もたくさんいすぎてきりがなので、ここで切り上げて、空港までタクシーで移動することにした。若干迷いつつ広い通りに向かっていると、路地の角っちょに小さいの発見。
日差しが気持ちいいのか、それとも体調が優れないのか、呼んでも撫でてもほとんど動かない。模様はクラシックタビーのようだね。
この日最後の猫は2匹の子猫。この写真は+5EVぐらい露出オーバーで、使えないだろうと思っていたけど、RAWで撮っていたお陰で何とか見られるレベルになった。部分的には完全に白飛びしちゃってるけど。
人や自転車が通るたびに、自分の家に引っ込んでしまう。数分待って、再び出てきたところを1枚。
キジ白の方は臆病すぎて全然ダメ。か細い声で鳴くばかりで、いくら待っても敷地から出てこなかった。