当初は昨年9月下旬に引っ越すつもりだったところ、諸般の事情により半年近くも遅れて、今日ようやく引っ越し本番を迎える運びとなった。大まかな段取りはいつもとだいたい同じで、人間二人は今夜から新居で生活する一方、猫二匹と猫サーバについては、今夜は旧居で過ごしてもらい、明日午後に車で迎えに行くことにしている。猫二匹を明日にする理由は二つあって、一つは脱走を防ぐことと、もう一つはなるべくストレスなく新居の縄張りを構成して欲しいから。そのためには引っ越し業者の搬入作業が終わっていなければならないし、家具の配置もある程度確定しておく必要がある。猫サーバについては停止時間を短くするため、回線切り替えに合わせてマシンを移動する。明日は旧居の回線が止まる9時ごろから、新居にサーバを持ってきて起動する夕方ごろまで、ブログにアクセスできなくなるので一つよろしく。
この記事が予約投稿で公開される18時ごろは、夫婦して新居の片付けに追われているころだと思う。仕事は11日から15日まで休みを取ってあるが、役所関係の手続きが多かったり、DIYすべき箇所がいくつか残っていたりもするので、猫を探しに歩く時間は取れないかも知れない。
前置きが長くなってしまったが、そんなわけで今日の記事は、香港台湾プチ日の最終回を。前回の記事では瑞芳の人懐っこい猫たちを紹介したが、この街の猫はまだ少し残っている。
イミグレの姉ちゃんにパスポートを投げ返されてからというもの、俺の香港に対するイメージは最悪だが、主要道路の歩車分離はよくできている街だった。台湾の道路は歩行者の邪魔をするが如く、車、スクーターそして猫が犇いていて、とても歩きにくい。
台湾は歩行者なんかよりスクーターの方が圧倒的に多いからなあ。まあ一つ裏道に入れば香港も同じだけど。
駅裏の老街にも足を延ばしてみた。道端の屋台に猫が乗っかっているのが見えるかな。
日差しを浴びて、気持ち良さそうに目を閉じている。屋台も本宅も廃業しているようだが、札に檸檬茶とか芥末涼麵とか書いてあるので、元は食堂だったようだ。
目を離した隙にいなくなり、次に見つけた時は三毛ちゃんと一緒だった。でももう振られるところみたいね。
瑞芳駅の周辺を一回りして、広場に戻ってきたのは14時前。瑞芳でこれほどの好天に恵まれたことはなく、もしやと思っていつもの屋根に目をやると、小さく茶色い物体が見えているではないか!
この屋根には何匹もの猫が暮らしいているらしいが、その片鱗に触れられたのは2016年1月の台湾猫旅(こちら)ぐらいで、外国人たる俺がたまさかに訪れたぐらいでは、遠く全貌には及ばない。ちなみにこの日の2匹を初めて見かけたのは、2017年1月のことだった。比較的新しいメンバーなのかも知れない。
散歩を終えたあと、瑞芳14:08発の区間車に乗り、八斗子まで行って戻って深澳線(4.2km)を完乗。その後まだ少し時間があったので、空港へ向かう前に暖暖に寄ってみた。
鳥の鳴き声に反応する三毛。俺の呼ぶ声は無視ですかそうですか。
廃屋の玄関先で先ほどの黒が香箱を組んでいた。台湾は間もなく日が暮れる。妻と猫の待つ東京の我が家は、もうだいぶ暗くなっただろうなあ。