PENTAX K-5は今日も盛大に手ぶれしまくりで、久しぶりに見かけた井上陽水を40枚連写したら39枚ブレていた。よくこんなカメラを何年も使っていたなとその時は思ったが、考えてみれば、300mm(換算460mm)の望遠で1/30のシャッタースピードを手持ちで撮れると思う方がどうかしているわけで、KPの手ぶれ補正がいかに優秀かということに改めて気づかされる。早く帰ってこないかな。
夜勤明けの散歩は平山の猫ヶ丘を歩き回ってみた。猫たちの暮らす高台のさらに上には、より新しくて高級とされる住宅地が展開している。旧居のある北側山麓から歩いて登るのは面倒なので、訪れることは滅多にないが、今日のように南側の京王堀之内からバスに乗って峠を越えれば、駅まで片勾配の下り坂になるので歩くのはかなり楽だ。
巡回帰りと思しき猫が角の向こうからやって来た。
うちのマコちゃんと同じ茶渦白(レッドクラシックタビー白)。親近感を覚えたが逃げられた。
横丁の向こうにいるのはキジ白かな。いずれにしてもバレるの早すぎ。
井上陽水はいつもの場所でご飯を待っていた。こいつはかなり臆病で、近寄るのは5mくらいが限度なので、ズームレンズの望遠側に頼らざるを得ず、ちゃんと構えないと盛大にブレることになる。
井上陽水の背後に広がる空き地。今日は猫検定試験じゃないのでご安心を。
猫ヶ丘下の人懐っこい三毛ちゃんは、近所の家に招かれ、冬の間は室内猫として暮らしているそうだ。三毛ちゃんのお寛ぎ処だった縁側では、2匹の若い猫が日なたぼっこしていた。
濡れ縁の茶トラ白は、どこかの自動車メーカーの元CEOみたいな素早さで逃亡済み。私有地の奥に行かれると、国境を越えられたのと同様に手の出しようがない。
平山の散歩は以上。分倍河原で昼食を取ろうと思い、商店街を歩いてみたが、あまり食欲がないのでそのまま帰宅することにした。帰る前にふと思い立ち、かつての猫拠点を覗いてみると、門柱の上に猫が乗っかっていた。
ここは何度となくお世話になった猫拠点だが、いつしか猫がいなくなり、最近は訪れることもなくなっていた。最後に猫を見かけたのは2年ほど前だった。