2016年の春から煙草を休煙していて、それからは年に1本か2本、飲み会の時などに気が向けば吸う程度になっている。何十年も吸っていたものをある日突然やめたので、禁断症状に苦しむかと思っていたが、そういうことはほとんどなかった。10年ほど前から偏頭痛に悩まされるようになり、頭が痛すぎて、吸えない時間が増えていたからだと思う。とはいえ今でも煙草は旨いものだと思っているし、煙を燻らせている時の、時間の淀みみたいなものを思い出すことはたまにある。夢中になると寝食を忘れて没頭する俺のような人間には、強制的に休まされる喫煙タイムは必要だった。今は18時間の夜勤中でさえほとんど席を立つことがなくなり、これでは体に悪いと思っても、深夜の社屋に憩えるような場所はない。
そんなわけで先ほど、久しぶりにセブンスターでも吸おうと思い、引き出しの奥からタスポを取り出したところ、煙草は買えても火がないことに気づいた。うちの職場は比較的喫煙率が高い方だが、ほとんどの人がアイコスなどに移行していて、紙巻を吸っている人が見つからない。休煙から4年、時代は変わった……。
今日の1匹目はいつもの場所で縄張りを見張る黒煙ちゃん。
鋭い視線の先に武蔵はいない。人間の世界で言うところの夜哨、猫は薄明薄暮性だから昼哨のようなものだろうな。
声をかけると崩れてしまう黒煙ちゃん。まだお昼前なのでよく動くね。
立川からバスに乗って新奥多摩街道を下り、目的地に着いたのは12時半前。途中、オッド1号のアパートに立ち寄ってみたものの空振りで、次に行き会ったサビは目が合っただけで逃亡。悲嘆に暮れる俺の心を癒してくれるのは灰色の熟女だ。
先月来た時に見かけた子猫は見当たらず、その代わりに若そうなキジトラが1匹、民家の敷地で日なたぼっこしていた。
近寄ったら微妙な反応。隠れようとしているのかしていないのか。
気温は11℃ほどで低めだが、日差しがあるので寒くは感じない。猫も割とのびのびしている。
背中を撫でてようやく振り向いてくれた。日中のエビ子は極端に反応が悪い。
散歩の最後に某巨大公園のスーダラ1号を訪ねた。三連休明けとあって園内は閑散としていたが、スーダラ君は珍しく活動的。これは俺を見つけて準備運動しているところ。
スーダラ君の目の前にあるのは、茶トラ係長が愛用していた茶色い寝床。保護色にならないことが分かっているのか、こいつはあまりここでは寝ない。
去年は穴から出てこないことが多かったが、今日は初っ端から上機嫌で、短く鳴きながらたくさんすりすりしてくれた。久しぶりに動画も撮ってみた(こちら)。