県境


川崎市の猫

 八王子アメダスも府中アメダスも、今のところまだ真夏日にはなっていないが、それに近いキツさを感じながら散歩している。特に夜勤前後は一日で最も気温の高い時間帯に歩き回ることになり、労力の割に実入りが小さすぎるので、やめた方がいいのではないかと真剣に悩んでいる。来月から再来月にかけて、勤務体系の大幅な変更が予定されているので、その内容次第では散歩の仕方を見直すかも知れない。猫散歩自体は10周年を迎える来年7月ごろで終わりにしようと思っているが、ウイルス禍のため今冬の台湾猫旅に行けるかどうか不透明だし、それ以外の行きたいところにも行けないまま、少なくとも今春はほとんど無駄に過ごすことになった。1年延長は体力的に難しいにしても、半年くらい延ばして、旅行や散歩に適した季節を満喫してからやめたいとも思う。
 今日のコースは京王稲田堤〜京王よみうりランドと稲城〜稲城長沼の二本立て。見かけた猫は3匹に留まり、稲城〜稲城長沼では1匹も会えなかった。当てにしていた稲城の白も不在で、猫用スペースが片付けられていたことからすると、いなくなってしまったのかも知れない。
 1匹目は稲田堤の猫民家でまったり中の茶トラ白。
川崎市の猫

 ちょっと変わった挙動をすると、すぐに存在がバレてしまうな。
川崎市の猫

 目を細めたまま固まっている。
川崎市の猫

 次の猫も茶トラ白。駐車場で嗅ぎ回り中。
川崎市の猫

川崎市の猫

 目つきは警戒しているのに、向こうから近寄ってくる不思議。
川崎市の猫

 悪いけど今日はお土産ないんだよ。
川崎市の猫

 路地の突き当たりは県境。東京都側に黒白が佇んでいた。
稲城市の猫

 背後の玄関ポーチに銀のステンレスのお皿が見える。この家の子かな。
稲城市の猫

 今回のウイルス騒ぎで感じたことだが、徒歩で峠を越えていたような時代ならともかく、交通網が発達した現代社会において、都道府県別の感染者数を見て一喜一憂したり、県外者を排斥することに、どれほどの意味があるのだろうか。あの黒白の向こうとこちらで時空が違うとでもいうのだろうか。
稲城市の猫

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