11連休+6連休なんて、普通にサラリーマン生活をしていたら、二度とないチャンスだったかも知れないのに、武漢からの贈り物のせいでどこへも行けなかった。特に今回の6連休は雨がちで、ドラクエ5でフローラと結婚したあたりからは猫散歩に出かけることすら億劫になり、これといった理由もなく3日間も休んでしまった。早ければ週明けには緊急事態宣言が解除され、遠方の猫に会うことも可能になると思うが、世の中はすぐに元通りにはならない。「死なないための2ヶ月間」が終わったら、次は経済復興への長い道のりが待っている。
今日は連休最終日ということもあり、西府や谷保方面の猫たちに会うべく、からし号に乗って出かけたが、何と経由地でエンジンがかからなくなってしまい、自宅まで2.6kmも押して帰ってくる羽目になった。出先で突然発生したことと、押しがけしてもダメなことから、ガソリンタンク内の錆が燃料ノズルを詰まらせたか、あるいはプラグの寿命ではないかと思う。たかが原付でもそれなりに重く、家に着いた時は疲労困憊で、二度と外出する気にはならなかった。
そんなわけで、今日は昨日の散歩の後半編を紹介する。真っ赤な寺院のキジトラの次に見かけたのは、路地だらけの街の2匹だった。
どちらも初めてではないが、ここは駅から遠く離れた場所なので、覚えてもらえるほど頻繁には会えない。
品定めの目つき。このあと黒の接写を試みたが、シャーと怒られてしまった。
シャム姐さんに会えるかなと立ち寄った民家。裏手の塀に乗っかっていたのは、ワイルドな顔貌のキジ白のみ。
廃線跡の遊歩道では猫の子一匹見かけず、諦めて国立駅方面へ歩き出すと、民家の敷地から黒いのがこちらを眺めていた。
ここで猫に会うのはとても久しぶりだなあ。恐らく君も顔見知りだろうけど、真っ黒なだけに判別できないよ……。
指の匂いで記憶の糸をたぐってもらっているところ。でもこの方法だと俺の記憶がたどれない。7〜8年前ごろ、ここで頻繁に見かけた黒猫は2匹いて(こちらとこちら)、目の色からすると前者ではないかと思うが、毛並みも毛色もずいぶん違っている。もっとも、毛色が赤茶けている点については、この1年あまりの黒煙ちゃんの赤茶けようを見れば、この程度の変化はごくごく普通に考えられる(参考までに去年1月の黒煙ちゃんはこちら、先月の黒煙ちゃんはこちら)。
立川から国立までの散歩を終え、電車でムサコへ移動したのは8時半前(ムサコの呼称は武蔵小金井が正統なので念のため)。眼科が開くまで1時間ほどあるので、時間潰しのつもりで住宅街をぶらぶらしていると、30分ほど経ったところで路地の奥に猫を発見した。小金井市内で4匹目の猫だ。
逃げ切ろうとするところ、何とか気を引いて思い留まってもらった。
少しズームを引いてみると小金井猫5匹目。よくよく見れば最初から写っていたのに、ぜんぜん気づかなかったよー。
毛色はブラウンティックドタビー、このブログで言うところのキジ霜降りというやつ。この路地ではほかにも猫の気配を濃厚に感じたので、今度また眼科に行くついでにでも寄ってみる。
最後に紹介するのは今朝見かけた唯一の猫。谷保へ向かう道すがら、からし号を止めて、先日見つけた猫路地を覗いてみると、塀の上にちょこなんとしているのが見えた。
首尾よく1匹目を見つけて喜んだのも束の間、このあと俺は動かなくなったバイクを何とか起動しようと、押しがけを試みて早朝の住宅街を行ったり来たりする羽目になった。最終的にはどうやってもダメだったので押して帰ったが、家まで30分以上かかって死にそうになるくらいなら、大人しくJAFを呼べばよかったかも知れない。