傘を差すほどではなかったものの今日も雨は降っていて、あまり長い距離を歩く気にならなかったので、夜勤明けの散歩は多摩センターから堰場バス停までにしておいた。途中、六花咪の谷を登っていると、馴染のボス的黒白がベンチの上で香箱を組んでいた。いつもなら目が合うなり湿っぽい声で「なーん」と鳴くところ、今日はあまりこちらに関心を示さず姿勢も崩さなかった。念のため舌を鳴らして六花咪も呼んでみたが現れなかった。甲高いニイニイゼミの鳴き声に遮られて、耳に届かなかったのかも知れない。
少し離れた民家にも1匹いた。濡れるのを気にするほどの雨ではないので、庇の上に出ている。
ここなら本降りになってもすぐに隠れられる(一例)。いつ降ってくるか予測がつかないからなあ。
さっきの茶トラ白とあまりにもそっくりなので、瞬間移動かましたのかと思って、一瞬のけぞってしまった。よくよく見るとひげ袋の色班が左右逆。
こちらの猫はカーポートの上。今日は割と見えるところに出ているな。
ちなみにこの写真は猫の位置が高かったので、万歳の姿勢でカメラを持ち、液晶画面を倒してライブビューで撮影している。最近PENTAXから出た動画を見る限り、次期APS-Cフラッグシップ機の液晶画面は固定式で、期待していたバリアブルもしくはチルト式にはならないようだ。その場合、こういう高い位置の猫や、地面に近い位置の猫はほとんど撮影困難になる。先代のK-3 IIから5年以上待ち続けた次期モデルだが、機能上の制約で撮影機会を失うのはイヤなので、今後もKPを使い続けることになるかも知れない。愛用者としてこれはとても残念なことだ。
このアパートにはたくさんの猫が生息しているが、大部分が室内で過ごしているらしく、見かけることは滅多にない。カメラに収まったのは実に2年ぶり(こちら)。
連鎖反応で現れたのはヨレた茶トラ白。猫物流のヨレヨレ君を彷彿とさせる風貌だったが、こちらは警戒心が強く、一歩前に出たら建物の裏へ逃げてしまった。