朝から雨模様だった今日は散歩をお休みしてゆっくり出勤しようと思っていたが、写真が撮れないほどの荒天ではなかったので、いつも通り仕度して正午ごろ家を出た。会えそうな猫に当てがあるわけではなく、自転車を漕ぎながらどこへ行くか考えた結果、恐らく小屋の中で寝ているであろう某巨大公園のスーダラ1号を訪ねてみることにした。虫の居所が悪ければどうやっても出てきてくれないが、運が良ければ濃厚にすりすりできる可能性もある。あいつの業務は来園者に撫でられることであり、係長亡きあともそれは変わっていない。土曜日とはいえこんな天気では来園者も少ないだろうから、暇を持て余しているに違いない。
そんな思惑で西立川駅に降り立ったのは12時半すぎ。予想よりだいぶ激しい雨の中、ねぐらの小屋を覗いてみたもののもぬけの殻で、その辺を探し回っていると、少し離れた場所に新たな小屋が設置されていて、気配を察したスーダラ君が出てきたところだった。
飛び散る雨水で濡れないよう傘でガードして、時間をかけて撫でてやった。
背後の猫小屋は切妻屋根の大きなもので、前後に出入口が設けられ、2世帯(?)が背中合わせに入居できるようになっていた。こいつは淋しがり屋だから、お友達がいればいいのにと思う反面、誰かが捨てにでも来ない限り、ここに猫が増えることはないのだよなあ。
スーダラ1号のあとは悪天候なりにぼちぼちと。先々月も見かけたエリザベスカラー付きの黒白が今日も同じ場所にいた。
2ヶ月経って外構工事も終わり、あとは入居を待つだけのようだ。こいつはここで誰を待っているのだろう。
近寄ったら車の下に引っ込んだ。母は背後霊となったまま出てこない。
離れると出てきて、近寄ると背後霊。これを何度か繰り返して諦めた。
その後、立川駅北口行きのバスに乗り、いつものようにいくつか手前のバス停で降りて、茶猫タウン北の路地を覗いてみた。
茶色じゃないのがいるのが分かるかな。
小さなお鉢を前に佇むのは常駐の黒白。人妻邸にも寄ってみたが、そちらのお鉢は食い散らかしたまま放置されていて、本人はどこかに隠れて見えなかった。