昨夜の時点で34℃と予想されていた今日の最高気温は、蓋を開けてみると26.0℃とかなり下がって過ごしやすい一日だった。特に日が暮れてからの涼しさは久しぶりに味わう感覚で、ようやく秋らしくなってきたと思う反面、過ぎてしまえばあっという間だった夏を惜しむ気持ちが芽生えたりもする。早生まれの俺は冬を越すたびに一つ年を取るので、春から冬までが人生の最小単位になっている。
夜勤明けの散歩は気温ほど快適ではなく、旧多摩村から旧由木村へ至る峠越えのコースだったため、真夏並みの汗をかいて数匹の猫に会った。
どうやって気配を感じ取ったのか、六花咪も尻尾を立てて現れた。
黒白がそのあとを追うようにしてついてくる。秋らしくなって猫にも生気が戻った感じ?
でもここ、涼しくなったせいか、いつにも増して藪蚊が多く、ワンカット撮影するたびに10箇所くらい刺される。俺は我慢できるからいいが、猫が刺されると掻き毟って可哀想なことになるので、可及的速やかに撫でるなどしてその場を辞去した。
写真には写っていないが、特に六花咪は耳の裏のかさぶたがひどい。猫にも蚊に刺されやすい体質があるのかしら。
なだらかな峠を越えると河岸段丘の下り坂となる。斜面に展開する住宅街に差しかかると、平場で休む猫に遭遇した。
こいつは近所の公園をねぐらにしている茶トラ白。日曜日は家族連れが多くて落ち着かないので、こうして静かな場所に避難している。
常駐の白が4週間前とまったく同じ場所に佇んでいた。
ここのところ白というとオッドアイのこいつしか見かけないが、もう1匹、イエローアイがいたはずだし、お友達の三毛ちゃんたちにもしばらく会っていない。みんな元気にしているんだろうか。
散歩を終えて堰場バス停からバスに乗り、聖蹟桜ヶ丘を経由して分倍河原に着いたのは13時。自宅へ向けて自転車を漕いでいると、百日紅の咲く緑道で猫が休んでいた。
姿勢を低くした草むらの茶トラ白。こいつは時々ここらでお昼寝している。