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2019-10-01
里山の彼岸花と猫(2)

 初めて一人で東京に来たのは今から35年前、1984年10月1日のことだった。函館には間もなく雪虫が飛び、数週間もすれば初雪が舞うという季節で、それに合わせた服装で訪れた東京はとても暑かった。函館に帰る10月3日は特に気温が高かった記憶があり、さっき気象庁のアーカイブを調べたら30.4℃まで上がったようだ。この日俺は南浦和に用があり、新橋から国電に乗った。当時の京浜東北線は水色の103系電車で、一部には非冷房の車両も残っていた。この電車の窓は二段上昇式で、互い違いにはめ込まれた2枚の窓がどちらも完全に上昇し、全開にすると920mm×870mmという大きなサイズで、開放感がものすごかった(北海道の車両は酷寒地仕様のため窓が小さい)。走行中、盛大に吹き込む風が心地よく、俺はこんな暑い土地でやっていけるのだろうかと不安になったりもした。
 それから35年が経った今日、府中アメダスの最高気温は30.8℃。東京の気温はずいぶん上がったと言われているが、10月になっても30℃を超えるのはやはり辛い。明日からしばらく日勤が続くので、暑さに苛まれることはないと思うが、夜の気温があまり下がらず、逆に湿度が上がるので寝る時が辛い。早くエアコンから脱却させて欲しい。
 猫の方は昨日のこまこま散歩の続き。朝早くに高麗を出発し、1軒目の猫民家で撫でたり写真を撮ったりしたのが昨日の記事。そして今日は2軒目の猫たちからスタートとなる。
 真正面で出動態勢に入るサバ白。
日高市の猫

日高市の猫

 テーブルの周りにスタンバってるのもいる。あのね、牛乳バトルはもう飽きたからやらないの。
日高市の猫

 「何ですとー」
日高市の猫

 「そこに美味しそうなものが置いてあるじゃないか」
日高市の猫

日高市の猫

 これは通称・コーヒー牛乳と呼ばれているけど、牛乳を名乗れるのは無調整で生乳100%の製品だけなの。だから正確には「ミルクコーヒー的乳飲料」でしかないの。君が飲んだって美味しくないんだから。
日高市の猫

 「へえ、そうかい」
日高市の猫

 「スキありっ!」
日高市の猫

 ぐぬぬ、サンドイッチを狙っていたとは。不覚。
日高市の猫

日高市の猫

 散歩コースの長さと休憩施設の少なさから、ここで腹ごしらえをしないわけには行かず、猫たちとのバトルは避けられない。俺は平和を望んでいるのであるが。
日高市の猫

 指で和平交渉中。
日高市の猫

 「考えとくよ」
日高市の猫

 8時を過ぎて2軒目を辞去。気温は23℃ほどだが湿度が高く、高層の薄雲から日差しも降り注いで不快指数が高い。その後いくつかの猫拠点を覗いてみたものの、1匹逃げられたのを除けば猫影は皆無で、次に見かけたのは散歩終盤の1時間後。路地の奥の白だった。
日高市の猫

 お、お願い、行かないで。6kmも歩いてきたの……。
日高市の猫

 「しょうがねえなあ」
日高市の猫

 こまこま散歩は以上で終了。家に向かって自転車を漕いでいると、近所の路地で武蔵が転がっていた。
府中市の猫

府中市の猫

府中市の猫

 あれ、隠れちゃうの? もう少し付き合ってよー。
府中市の猫

 おお、ありがたい。
府中市の猫

 ごっ。
府中市の猫

 人懐っこい武蔵はカメラを向けると突っ込んでくる。うちのマコちゃんと同じ挙動で可愛らしいが、2匹が相見えた時の反応を想像すると、大ゲンカになりそうな気がして複雑な心境だったりもする。
府中市の猫