消えゆく猫拠点


立川市の猫

 昨日の散歩ではチョビ1号邸や七三ファミリーの縄張り、三毛子の猫マンション、小料理「だめさ」など、立川勤務時代の懐かしい散歩コースを歩いて、1匹の猫にも会わなかった。チョビ1号邸はずいぶん前に家を建て替えており、敷地で暮らしていた猫は室内に入ったのかも知れない。通学路沿いの窓辺に猫クッションが置いてあるのは、恐らくチョビ1号の安否を気遣う小学生のために、外から様子が分かるようにしてくれているのだろうが、そこに猫がいたためしはない。小料理「だめさ」はすでに取り壊されて、次に建つ建物の基礎工事が始まろうとしていた。あの路地にはほかにも何軒かの猫民家があったが、引っ越すなどしてみんないなくなったものと思う。七三ファミリーの憩いの場だった広い駐車場には、大きなマンションが完成しており、婆さんに会うことは一層困難になっている。そうした事例はこれらのほかにもたくさんあり、立川は近隣のほかの街に比べて速いスピードで変化していると感じる。昔は立川で遊ぶというと色々な意味でいいイメージがなかったが、現在そうした雰囲気は微塵も残っていない(個人的には昔の立川の方が好きだが)。
 今日も馴染の建物が一つ取り壊されていた。
立川市の猫

 君にとっても思い出深い場所だったから、感無量だなあ。
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 かつて多くの猫たちが暮らした猫旅館がなくなろうとしていた。騒音や振動にも動じず、茶トラはじっと目を閉じている。
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 今日の散歩は立川からモノレールの高松まで。三浦へ行った時に落としてカメラを壊したiPhone 8を修理するため、南口のショップに立ち寄ってからのスタートとなり、最初に見かけたのが冒頭の茶トラと解体中の猫旅館だった。昨日に続いて気温が高く、20℃超えの日なたに猫の姿は限りなく少なかった。
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 ほら、わざわざ日陰を選んでる。
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 慎重に近寄ったものの、路地が細すぎて無理。逃げ込んだ先がこの子の家だったのは怪我の功名。
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 お仲間もいたのね。やっぱり20℃って閾値なんだな。
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 かつてこの付近は旧日本軍関連の工廠が集約されており、戦前規格の街区に官舎が建ち並んでいたので、近隣の路地の道幅がとても狭い。猫はそれなりに生息しているようだが、見えるところにはなかなか出てこない。
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 たまたま見つけた黒も、「失敗した」というような顔つき。この直後、慌てて植込みの向こうへ逃げて行った。
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 巡回中の猫も巧みに日なたを避けている。写真が撮りにくいんですけど。
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 本日最初の日なた猫現る! アイキャッチ画像にするからモデルになってー。
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 きょとんとする大白斑のサバ白。お腹に縫い目が見えているということは、意外に若いのかしら。
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 今も残る米軍住宅の片隅に猫発見。ちょっと遠いので分かりにくいかな。
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 ちょうどそこへ家の人が通りかかり、全力で逃げた黒白を追跡して隣の路地へ。こちらは至って普通の日本家屋が並ぶ。
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 以前同じ場所で会った黒白(こちら)は人懐っこかったので、この子も行けると思って近寄ったら、元来た米軍住宅方向へ飛んで逃げてしまった。元の鞘に収まって良かったと言うべきなのか。
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