一昨日のお昼に新型コロナワクチン1回目の接種を受けて、しばらく様子を見ていたが、副反応と思しき症状はまったく現れなかった。俺の二日前に2回目を接種した妻も、接種部位の軽い痛み・痒みや若干の発熱があったものの、翌々日の朝には完全に回復したので、副反応はほとんどないに等しいレベルだったと思う。副反応の現れ方は人によって千差万別で、中には高熱が続いて何日も寝込むようなケースもあるそうだが、なぜそのような差が生じるのか見当もつかない。俺たち夫婦の場合、どちらも前夜はよく眠り、体調もよく、なおかつ接種直前にステーキをがっつり食べて満腹だったので、免疫力が高まっていた可能性は考えられる。ただし、だからといって、同じようにすればみんな副反応が軽く済むとは限らないのが、この問題の難しいところだ。
そういうわけで、昨日と一昨日ブログをお休みしたのはワクチンの副反応などではなく、単に気分が乗らなかったから。ようやくその気になった今日は3ヶ月ぶりに京王線猫行脚の武蔵野台〜多磨霊園(駅間距離0.8km)をクリアしてきた。3ヶ月も放ったらかしにしていたのは第一に暑くなったからだが、二番目の理由として挙げられるのは、この区間を歩く際はコンディションのいい日を選び、なるべくたくさんの猫に会って、今後の散歩コースの開発に繋げたかったからだ。武蔵野台〜多磨霊園はよほど変な歩き方をしない限り府中市内から外れることはない。折を見て地元の散歩道を開発していかないと、この趣味は先細りになってしまう。
まだ朝早い6時ちょうど、エンジンを止めたからし号を押していると、西の猫民家に住む黒白が見えてきた。自宅にいるところを見るのは久しぶり。
知り合ってから2年半。ご近所なのになかなか懐いてもらえない。近寄るのはこのくらいが限度。
もともとこの家にはこいつのほかにもカラーポイントと大白斑の三毛(三毛3号)が暮らしていたが、ポイントさんは2019年7月に死亡しており、ちょうど出てきた奧さんの話によれば、三毛3号も先日死んでしまったとのこと。去年12月を最後にぱったり見かけなくなったので、恐らくそうだろうとは思っていたが、はっきり聞かされるとやはり悲しい。
武蔵野台をスタートしたのは6:38。京王線の線路から離れるにつれて、次第に長閑になる街並みを10分あまり歩くと、とある路地で放熱中の猫に遭遇した。
1匹目からサバ白って珍しいかも。あまり多くない毛色だし、今日は幸先がいいな。
差し出した指を嗅いでくれたのも束の間、警戒して敷地の奥へ引っ込んでしまった。
スタートした時からごく弱い雨が降っていて、まだ暗くてみんな寝ているかも知れないと危惧していたが、意外にそうでもないみたい。
侵入者を察知して逃走態勢へ移行。ちなみに上の写真には2匹写っているけど、気がついたかな。
何となく不穏な空気を感じていたものの、まさか本当にロックオンされるとは思わなかった、というような顔つき。猫の目は口ほどにものを言う。
バラエティ豊かな5匹に遭遇し、多磨霊園まで8.4kmの道のりを歩き終えたのは9時ちょうど。帰る途中、中河原駅のドトールで休憩し、からし号に乗って家に向かっていると、道端の駐車場に顔見知りのサバ白が出ていた。
今日の散歩で最初に会ったサバ白は、キジ白が希釈遺伝子(dd)で薄まった灰トラ白(blue mackerel tabby and white)。一方こちらは抑制遺伝子(I-)でキジ白から赤味が抜けた銀トラ白(silver mackerel tabby and white)。猫の毛色は海より深い。