暖冬だと思って油断していたら、今朝の八王子アメダスは氷点下4.6℃を記録して、今年の冬も甘くないという認識を新たにした。北風が身に沁みるので背中に使い捨てカイロを貼ってみたが、超絶冷え性の体はその程度のことでは楽にならない。気温の低下とともに腰の痛みも増しているが、大切なのは日常の姿勢を正しく保つことであり、それもできずにカイロを当てても根本的解決にはならない。
幸い今月は夜勤を多くしてもらっているので、早朝の散歩は避けられているが、29日と30日は久しぶりに日勤が入っており、日の出直後の寒中猫探しを覚悟しなければならない。もし散歩をヘタレたとしても、犬吠猫旅の写真を載せておけば休載せずに済むが、彼の地の人懐っこい猫たちをあと10日も塩漬けにしておくのは気が進まない(1回分はそうするかも知れないけど)。
夜勤を終えて職場を出たのは10時すぎ。バスの時間まで猫の団地で時間調整しようと思い、広場の植え込みを覗いてみると、家路を急ぐ猫と鉢合わせになった。
日差しを慈しむように転がるキジ白。ぽかぽかと暖かそうな雰囲気だけど、気温は4.9℃しかなく、腰が冷えてしまってしゃがむのがややしんどい。
俺は自分の腰を慈しまなければならないので、散歩はごく軽めにしておいた。猫はお尻だけ見えている。
小石を踏むかすかな音でバレてしまう。猫のアプローチはムズカシイ。
昔、JR北海道のキャッチコピーに「冬こそJR」というのがあったけど、猫の場合は「冬こそ長毛」だなあ。
目が合った途端、逃走を図ったため、大回りして逆サイドからもう1枚撮った。去年の12月にもまったく同じパターンで逃げられており、こいつがものすごく臆病ということは織り込み済み。
ここはお焦げさんの路地でもあって、会えることを期待していたが、この子のほかには猫一匹現れなかった。