ここ2〜3日はとても気温の変化が激しく、こんな時の夜勤は何を着て出勤するかとても悩む。昨日の日中は雨で3〜4℃しかなく、普通なら迷わずコートを着るところ、今日の気温は19℃程度が予想されており、帰りの散歩で汗だくになるのがイヤだったので、出勤時の寒さを我慢する選択をした。蓋を開けてみると今日の気温はそれほど上がらず、八王子で17.0℃止まりだったが、それでもコートを着て出勤していたら暑い思いをしただろう。
夜勤明けの今日は甲州街道〜日野という盤石なコースを選んだが、雨上がりの割に猫影はかなり薄かった。というのも今日は午前中こそ日差しがあったものの、夕方から再び激しい雨となって風向きも北に変わった。これは俺の想像だが、一部の猫はそれを予見して、早い段階から体力温存モードへ移行していたのではないだろうか。この季節は気温が変わりやすく、例えば明日は今日より10℃も20℃も寒くなるというような場合、のほほんと無防備に過ごしていては、いざそうなった時に体温維持ができず生命の危機に晒される。つまり哺乳類は未来の天気を予測できた方が種の保存に有利なのである。これは超能力とかいう話ではなく、三半規管や蝸牛などの働きで起こる(とされている)体調の変化のことを言っている。人間にも気圧の変化に敏感な人がいるくらいだから、動物はもっと鋭敏に察知しても不思議ではない。「猫が顔を洗うと雨」というような言い伝えはあながち迷信などではなく、そうした能力は自然交配によるダーウィン進化でより研ぎ澄まされ、環境に適応していくものだと思う。ちなみに俺は気圧の変化が体調に影響することはまったくなく、天気予報に頼らなければ明日の天気も分からない。遠い未来、なるみ家は気候変動により絶滅するかも知れない。
前置きは長いが今日の猫は少ない。1匹目は目立たない感じで道端に佇んでいたキジトラ。
しばらく様子を見ていたら、自分から日陰に移動した。でもやっぱりまだ少し眩しいみたい。
この子は顔馴染のサビ。君の黒い顔は日なたじゃうまく撮れないなー。
おっかなびっくりの可愛い子。やっぱりサビは日陰の方がきれいに撮れるね。
今回の三連続夜勤は地震対応などで忙しく、まともに休憩できないことが多くてキツかった。ようやく明日から二連休なので解放感はあるが、明日はコロナワクチンを接種しに大手町の大規模接種会場へ行かなければならない。早く帰って寝ようと自転車置き場へ向かっていると、開渠の水路伝いに猫がこちらへ歩いてきた。
何度か自転車置き場で見かけたことのあるキジ白(一例)。行き先が同じことを察知したのか、俺が立ち去るまでその場を動かなかった。