今朝の散歩は西立川~立川という古くからの定番コース。昔と違ってかなり遠回りするので、歩いた距離は6.8kmにもなり、これが毎朝となると少しキツい。加えて今日はお日柄も良く、見かけた猫の数も多かった。写真がたくさんあって処理に時間がかかる時は、夕食後の洗い物を妻が代わってくれるなど、家族が協力してくれる部分もあるが、これは俺自身の趣味なので、なるべく他人を巻き込まない方向でやらなければならない。
今朝は家を出てすぐに武蔵を見かけた。自転車で通りかかった際、ちょうど武蔵邸の玄関ドアが細目に開いたので、家の人が外出するのだろうと思っていたら、中から出てきたのは武蔵だった。
いつものように黒煙邸のチェックは欠かさない。ただし近所の婆さんが教えてくれたところによると、彼らは俺が想像していたように相思相愛で見つめ合っていたわけではないようだ。黒煙ちゃんは縄張り意識がとても強い猫で、自宅の前で目を光らせていたのは、武蔵やクロエさんが侵入してこないよう見張っていたのだそうだ。一度は武蔵と流血沙汰になって負かしたこともあるというから、動物の気性というのは体の大きさでは測れないのだなあと改めて思った。ちなみに現在、黒煙邸やその周囲はすでに武蔵の縄張りになっている。
西立川をスタートしたのは6時半すぎ。会えなくなって3年近く経っても、美人さんの公園を覗く習慣は今でも変わらず、不在を確認した次はとある民家の庭へ。ここは去年11月にトラ子さんを見かけた場所だが、今日はトラ子さんではなく顔見知りの長毛三毛がいた。
横に回ってもう1枚。この子を見かけることは滅多にないが、知り合ったのは2012年12月とだいぶ古い。元気そうで何より。
こちらに気づいた瞬間、短く鳴きながら駆けてきた。いつもながら息つく暇もない展開。
懐けば懐くほど写真が撮りにくくなっていくというジレンマ。この子の許を訪ねると、くっついたり離れたりの攻防が始まるので、いつもあとが押してしまうんだよなあ。
整った顔立ちの茶トラを少し離れて撮影。高倍率ズームレンズの割には柔らかくボケていい感じ。
こちらは西立川時代の旧々居に近い猫拠点で、今は亡き灰色の熟女・青2号の路地。日勤前に来たかった場所の一つ。
ガスボンベ前に佇むのは見覚えのある黒白。顎の辺りの塗り分けが個性的な子。
一瞬逃げかけたが何とか持ち堪えた。初めて会ったころ(去年9月)にくらべるとずいぶん成長したねえ。
最終的に黒白は逃げてしまい、手持ち無沙汰にしていると、ちょうどいいところへ猫が前を横切った。
失意のまま元の場所へ戻ると、何と逃げたはずのキジトラがそこに座っているではないか!
固まるキジトラの遥か後方からこちらを窺う猫あり。去年生まれた子猫の大部分がいなくなるなどして、一時は閑散としたように見えた猫拠点だけど、やっぱりここは盤石だな。
今日の散歩はエビ邸とここで長居したため、あとが押してしまってゆっくり朝食を取る時間がなかった。明日はもう少し短くしないと体が……。