我が家の周辺は1時間ほど前から徐々に風雨が強くなってきた。22時現在、台風24号は三重県津市付近にあって、中心気圧965hPaとやや勢力を落としつつ、60km/hの速さで北東へ進んでいる。あと2時間もすれば暴風域に入る見込みだが、うちはトタン屋根なので室内にいても風雨の音が大きく、明日の夜勤に備えてちゃんと寝られるかが心配だ。机の上の気圧計は986hPaを指している。
今日は一日中雨に降られると思っていたが、夜勤を終えて外に出てみるとそんな気配はまったくなく、余裕で散歩できる天気だった。12時から床屋を予約していたので、それに間に合うようにと考えた結果、京王堀之内駅から平山の床屋まで、峠越えを伴う約6kmの道のりを歩いてみることにした。このコースは過去にも一度歩いたことがあり(こちら)、猫的には芳しくなかったものの、風光明媚な里山の景色が気に入って、機会があればいずれまた訪れてみたいと思っていた。2年ぶりに歩いて1匹でも会えれば御の字と思っていたが、残念ながら今回も冴えない結果で、1匹目を見かけたのはスタートから1時間10分後。すでに自宅近くの猫ヶ丘に差しかかってからのことだった。
ここは山裾の斜面に展開する住宅街。厳しい坂道を嫌って街を出る人が多く、この家も長いこと空き家のままになっている。猫にとっては恰好のお寛ぎ処だ。
自宅から200mほどしか離れていないにもかかわらず、こいつは初めて見る顔。丁寧に探せばたくさん見つけられるのだろうが、うちより上は坂が急すぎて体力が持たない。
猫ヶ丘の高台でお昼寝中の茶トラ白。結局ここの猫に頼ることになるんだったら、京王堀之内から歩いてくる必要はまったくなく、普通にバスに乗って帰ってきても良かった。
事情を説明してみたものの、猫には面白い話ではなかったようで、向こうを向いて昼寝に戻ってしまった。
この子、一昨日も会ったばかりだけど、胴体が太くなっているのはご懐妊中なのかしら。おっぱいも張っているようだった。
おっぱいが好きで何が悪い。つっても俺は人間なので6個も8個もいらないけどな。
ここで時刻はちょうど12時。床屋には5分ほど遅れて到着し、家に帰り着いたのは13時半近くだった。
明日は台風一過で晴れ渡るようだが、すでに後続となる台風25号がフィリピンの東海上を進んでいる。東日本大震災以降、我が国は目に見えて災害が増えた。