サチコは19歳になった。
母親とはぐれたらしき子猫が玄関前に張りついて鳴いていたのは2003年8月29日で、その時生後2ヶ月半ほどだったので6月を誕生日とみなしている。人間換算では92歳だそうで、年齢相応に衰えは見られるものの、病気らしい病気もせずここまで無事にやってきた。今のところ俺は他人どころか親さえ19年も一緒に過ごしたことがないし、一つの組織に19年所属した経験もない。俺の人生はサチコが先駆けとなって進んでおり、もしどこかが痛かったり苦しかったりするのでなければ、もう少しこのままでいて欲しいと切に思う。
明日から三連休ということで、今朝の散歩はちょっと頑張って高麗~高麗川に行ってきた。府中本町5:01発という武蔵野線の始発に乗れば、日勤前に2時間ほど散歩できることは以前から分かっていたが、実行するのは今日が初めて。正直それほど無理っぽいコースとは思っていなかったが、高麗川から電車に乗ったあとがやたら長く、職場に着く前に疲れ果ててしまって仕事中は使いものにならなかった。今日のところは前半の写真を17点だけ紹介して、残りは明日載せる。
逆光の路地に長毛二毛がまろび出てきた。時刻は6:13。
逆光が強くて色々やりにくいので方向転換。どこへでもついてくる子。
4月1日以来の2ヶ月ぶり。いつもなら春と秋の年二回来る場所だが、前回は桜こそ満開だったものの天気が悪く、猫にもあまり会えなかったので、もう一度来る機会を窺っていた。今日がそれに相応しいかというと、そうでもないような気もするけれど、とりあえずこの子には会えた。
平日の早朝にもかかわらず、散歩やハイカーの人通りが意外に多い。猫も顔馴染のようで頭を撫でられたりしている。
ここには少なくとももう3匹、茶トラとキジ白と茶トラ白が暮らしているはずだが、前回も今回も現れなかった。秋になって彼岸花が咲いたらまた来てみる。
チョコ白は日差しを浴びてうたた寝している。季節が変わると猫たちの挙動も変わるなあ。