茶色のお勉強


立川市の猫

 ここのところ尻とか放尿などというネタが続いたので、今日はアカデミックに行ってみる。
 猫の毛色のうち、茶色を発現させるのは優性遺伝子Oだ。この遺伝子が含まれていれば毛色は茶色になる。これは中学校で習ったメンデルの法則の通り。
 ただし、ほかの毛色の遺伝子と違って、茶色の場合はちょっと特殊だ。なぜかというと、Oを格納する遺伝子座が性染色体上にあるからだ。
 オスの性染色体がXY、メスがXXなのはご存知の通り。茶色の遺伝子はX性染色体上にあるので、Oと置き換えてみると、オスはOYでメスはOOとなる。さっき書いたように、この組み合わせの猫は、優性遺伝子のOが含まれているから茶色になる。オスの場合はOY(茶色)かoY(茶色じゃない)という組み合わせしかないので単純明快。
 一方、メスにはOOOoooという3通りの組み合わせがある。OOならもちろん茶色。メンデルの法則からすればOoも茶色になりそうなものだが、あいにく諸般の事情でそうはならず、茶色とそれ以外の色(黒やキジ色)が混じって二毛になる。
 ついでに白斑についても書いておくと、これはこれで白斑遺伝子のSというのがある。性別に関係なく、優性の遺伝子Sが含まれていれば(SSSs)白斑あり、劣性のssなら白斑なし。二毛に白斑が入れば三毛になる。
 前置きが長くなってしまったが、以上を踏まえて今日の猫。午後から立川に出かける用があったので、線路端の茶猫の街に寄ってみた。最初の猫は路地に潜んでいた茶トラ白。
立川市の猫

 上を見ると、屋根にも1匹。
立川市の猫

 おー、もう1匹いるじゃん。ホントにいつ来ても茶色だらけだな。
立川市の猫

 塀の陰から三毛がこちらを伺っていた。最初に書いた通り、二毛や三毛の遺伝子型はOoで、メスにしかあり得ない組み合わせ。ごく稀に見られるオスの三毛は、性染色体異常(XXY)で、遺伝子型がOoYになったものだ。
立川市の猫

 民家の奥には青い目のクリームポイント。シャム猫などに見られるcs遺伝子が全体の色を薄めているが、基本は茶猫だ。
立川市の猫

 いつの間にかさっきの三毛が屋根に上がっていた。今日の最高気温は22.1℃とそれなりに暑かったが、空は今いちスカっとしない。
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 駐車場の片隅にまたまた茶トラ白。
立川市の猫

立川市の猫

 時々この場所で見かける三兄弟の1匹だな。
立川市の猫

立川市の猫

 物置の上で昼寝しているのがいた。シャッター音で起こされて、目の瞬膜が出たまま。
立川市の猫

 引っ込んだ。
立川市の猫

立川市の猫

 用を済ませて帰り際に1匹追加。最初の路地を反対側から覗いた図。
立川市の猫

 今日はすべての猫が茶系だった。ちなみにこの街では、白斑のない茶トラや二毛は見かけない。茶色遺伝子のOと白斑遺伝子のSが特に濃い街なんだろうな。今まで色んなところを散歩したが、このように毛色に偏りのある街は今のところここだけだ。
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