今日は休暇の二日目で、雨にも降られずに済みそうだったので、福生から八王子の外れまで散歩してお昼前に帰ってきた。その気になれば奥多摩へ行くこともできたが、ああいう場所は平日じゃないと絶対にイヤだし、しかも今は夏休み中だから余計イヤだ。なぜ頑なに休日を避けているのかというと、せっかく一人きりでのんびりするために出かけているのに、この時期の奥多摩にそれを期待することは不可能からだ。猫集落などは単なる限界集落で、観光客が行くような場所ではないのだが、そもそも奥多摩へのルートが青梅線か青梅街道しかないので結局は混雑する。わざわざそんな日に出かけてストレスを溜めたのでは本末転倒だ。
福生では踊り子さんや妹分に会えることを期待していたが、早朝の歓楽街はどこからか酔っ払いの爆発的な笑い声が聞こえるばかりで、動くものはカラスぐらいしか見当たらない。スナックの店内から漏れ聞こえる話し声が英語でも中国語でもないことに世相を感じながら、15分ほどかけて路地を二回り。後ろから二つ目の母音にアクセントがあったので、恐らくスペイン語か何かだと思うが、福生でその言語を耳にするのは初めてだった。もともとここは日本語のほかには英語が主で、次いで中国語や朝鮮語が聞こえる街だった。
猥雑な路地をいくら見回しても猫が見つからず、それどころか1匹目に遭遇するまで40分もかかったのは想定外だった。気温は22℃ほどと快適だったが雲が厚くてかなり暗く、どの猫もまだ目を覚ましていなかったのかも知れない。
しかもその1匹目はとても臆病。
案の定、かなり手前で逃げられたが、隣の路地で道草を食っていたのはラッキーだった。
この子、見かけたことは何度かあるけど、カメラに収まるのは初めてだと思う。ちなみに臆病じゃない方(こちらやこちら)も出現頻度はかなり低い。
こちらから近寄ろうとするとシャーかましてくるムズカシ子ちゃん。
記憶にはなかったが、過去の記事を渫っていたら、一昨年の9月にも会っていたことが判明。少し痩せたかな。
一方のサビは5月にも会ったばかり。あの時はいきなり指を差し出したので怒られちゃったけど、ちゃんと挨拶すれば大丈夫なはず。
2匹は親子か兄妹なのかな。周囲にはほかにも猫がいたけど、すりすりしているのはこの子たちだけだった。
3時間45分、11.4kmに渡る散歩のうち、ここまでで1時間半が経過し、歩いた距離は5.0km。少ないとはいえほかにも猫には会ったので、続きは後半編として後日紹介する。今日のところは三毛ちゃんでおしまい。