昨夜はせめて除夜の鐘を聞いてから寝ようと思っていたが、頭が痛くて机に突っ伏しているうちに日付が変わっていたらしく、テレビに映っていたのもゆく年くる年ではなくウェザーニュースのゆくポンくるポンだった。俺が覚醒したままで年を越せる日は来るのだろうか。
意図せずよく休めたお陰で今日の体調はバッチリで、朝のうちから猫探しの散歩に出かけてきた。新年の挨拶をしておきたい猫というのもだいぶ減ってしまい、あちこちに点在するそれらの拠点をいくつも回るのは無理なので、ピンポイントで中神〜立川を歩いてみることにした。結果的にはバス時刻の都合で短縮することになったが、1年近く会っていなかったオッド1号ほか古い馴染にも会えたので良かった。
日が高くなるのを待ってから出発したので、散歩スタートはいつもよりだいぶ遅い9時半。その目論見が奏功したのか、歩き始めて1分もしないうちに2匹の猫を発見した。あれはどちらも猫喫茶の所属メンバー。
この辺りのキジトラ系は赤茶けた毛色が特徴で(一例)、生息数が減った今もその名残が見て取れる。ちなみにこの子は2020年5月以来。
この子も去年4月以来と以前ほど頻繁には見かけなくなった。今日はお日様に助けられた。
2匹とも初めて会ってからとっくに10年を過ぎた。今年は少し懐いてもらえませんかね。
2012年5月、トラ子さんと一緒に出会ったキジ白。5年以上も見かけなかったので、もう会えないだろうと思ってた。
……というような感慨に耽るうち、猫はそそくさと行ってしまった。
しかし数秒後にはこの展開。こちらに気づいた瞬間、すごい勢いで近寄ってくるので、走って距離を取らないと写真が撮れない。
傍らでエビ邸の主人が眺める中、何とか止まったところを1枚撮ってそそくさと辞去した。いつもエビ子が寝ているエアコンの室外機に、いつの間にか猫ベッドが置かれていたそうで、「お宅が持ってきてくれたの?」と聞かれたがもちろん俺ではない。通行人の誰かがプレゼントしてくれたのだろう。
もともとこの手前で引き返してバスで立川方面へ向かうつもりだったが、エビ邸で時間を食ってしまい、乗るつもりのバスに間に合わず予定を変更してここへ来た。結果的にはそれで良かった。
去年2月以来のオッドさん。毛並みもまずまず。
面倒を見ているらしきおじさんが「たま」という名前だと教えてくれた。そっか、君はたまちゃんかー。
初めて会ったのは2015年11月と、今日会った知り合いの中では新しい方。今年は少し懐いて欲しいな。
新春猫初めはおねむな黒でおしまい。明日は遠出しようと思っていたけど十中八九ヘタレると思う。4日の出勤に影響がなければ明後日でもいいんだけどなあ。