年度ごとに一度は受けなければならない健康診断だが、例えば3月31日に令和4年度分、4月1日に令和5年度分を受診しても意味を成さないことは言うまでもない。こういうものはなるべく同一条件かつ等間隔で受けた方がいいと思っているので、ここ何年かは基本的に誕生日をその日に選んで、なるべくずらさないようにしている。俺の職場が加入する健康保険組合は東中野と新橋に自前の立派な健診センターを持っていて、そこで働く職員の対応も極めて親切丁寧なので、近場に提携施設があるにもかかわらず仕事を休んでわざわざそこへ赴いている。以前は健診後に出される食事が美味しいからという理由もあったが、あいにくコロナ後は中止されてしまい、その代わりに1,000円分のQUOカードが配付されるようになった。
そういうわけで、誕生日といえば健診、健診といえば東中野という流れで、今朝は9時からの予約に合わせて6:21発の「京王ライナー4号」に乗り、久しぶりに新宿から猫散歩をスタートした。
東京の日の出時刻は6:13にまで早まっているが、高層ビルの林立する西新宿の路地には1時間経っても日が差さず、猫たちは目立たない場所で密やかに佇んでいる。この写真には2匹写っているが、キジ白に視線が釘付けになってしまい、黒白の存在にはまったく気づいていなかった。
キジ白に会えることは期待していたけど、想定していたのとは別人だったでござる。
折れ耳のこいつも顔見知りだが出現率は低い。初めて会ったのは2015年4月なので10歳ぐらいだと思うが詳細不明。
路地を一回りして先ほどの場所に戻ってきて、ようやくもう1匹いることに気づいた。折れ耳から12分が経過しているが、間もなく降り注ぐ日差しを気長に待っていたようだ。
「近くにも日なたはあるんだけど、他人の縄張りだから怒られちゃうんだよ」
都心の気温は日の出直後に3.1℃で底を打ち、その後ぐんぐん上がって最高19.4℃を記録した。日陰の路地も凍てつくような寒さではなく、箱の中でまどろんでいるのもいた。
1時間に3〜4℃も上がっていくせいか、一回りして戻ると猫も起きてしゃきっとしていた。この子には9月上旬にも会っているけど、それに比べると毛並みはだいぶもこもこしている。その出で立ちじゃ今日は暑いかもね。
8時を過ぎると広い公園には日差しが降り注ぎ、すっかり春の暖かさ。猫は気持ち良さそうに目を閉じている。
引いてみると手前にもいた。奥のは普通のキジ三毛で、手前のはティッピングの入ったシルバー三毛だね。
シルバー三毛は人懐っこい子。9月にも会ったサファイアちゃん。
キジ三毛は呼んでも来ない。切り株にもたれかかって虚空を見つめていた。
健診を終え、喉の渇きと飢えを満たして帰宅したのは13時すぎ。暖かさに誘われたのか、クロエさんが自宅の周囲を嗅ぎ回っていた。
クロエさん、どっちかっていうと寒さに誘われそうな毛並みだけどな。
落ち着きのないクロエさんのあとをついて回っているうちに汗が出てきたので、ほどほどにして帰宅した。
明日はブログをお休みするつもりだけど、出勤途上に猫がいれば載せるかも。