帳の降りた窓の外に目を凝らしても空模様を窺い知ることはできないが、水分を含んだ空気の重さや青臭さは感じるし、雨雲レーダーを見るといつ降り出してもおかしくない表示になっている。明日目覚めたらしとしと雨になっていて梅雨入りが発表されるかも知れない。できればそれまでに台湾の記事を終わらせたかったが、雨続きとなると否が応でも出番になるし、残りあと4回なので来週中には完結するだろう。蘭嶼のあとは長めのエピローグみたいなもので、集計も終わっているのでそれほど手間ではない。
今日は日曜日ということで、オートフォーカス迷う君に接近遭遇することを目論んで甲州街道から散歩スタート。ちょうど巡回に出たところへ遭遇したのは運が良かったが、シャッター音を敏感に察知され、そのまま逃げられて最終的には見失ってしまった。トライアンドエラーは覚悟しているが、失敗すれば次は数週間後だから気の長い話だ。業を煮やして里親になっちゃおうかなどと考えたりもしたが、うちは定員2名なので当分無理だ。
全体的に逃げられがちな散歩ではあったが、明日からの長雨を見込んで粘っていると、巡回帰りと思しき黒が現れた。
先回りして追いついたはいいが、物陰に隠れて出てこなくなった。日曜日の住宅街であまり不審な動きもできないので断念。
猫住宅街の道端に猫が1匹佇んでいた。あの赤っぽい毛色はたぶん知り合い。
自宅だからリラックスしておるな。ちなみにこの子はO遺伝子由来のレッドが混じっているので二毛。
この辺りのキジ系はこうした赤茶けた毛色が多く、数も多いので今いち見分けがついていないが、この子だけは子猫の時から知っている。2020年7月に生後数ヶ月という感じだったので、今はたぶん3歳。
今年も真夏になったらここの猫たちに助けを求めることになるだろう。すぐに思い出してもらえるように指の匂いで挨拶しておいた。