今まで撮り溜めてきた12年分の猫写真はオンラインとオフラインの両方で保管してあり、先日のサーバ構築に伴ってオフラインバックアップから復旧を進めていたところだったが、作業ミスにより今年1月〜4月前半までの写真を失ってしまった。現在、PhotoRecというツールを使い、猫サーバ上の/dev/sda6という猫写真専用区画からの復元を試みているが、「2023年分だけ」というように救済対象を指定できず、12年分をすべて拾い出すので終わるまで1週間ぐらいかかりそうだ。それと平行して用済みになったSATA HDDからもサルベージを試みていて、こちらはEaseUS Data Recovery Wizardというツールを使っている。崩壊したRAID5のHDDなど単なる星のかけらだし、ファイルの読み出しはほぼ不可能と思っていたが、検索タスクは進んでいるようなので乞うご期待という感じ。どちらのツールもディレクトリ構造やファイル名までは復元できないようだが、台湾猫旅を含む大切な写真が永遠に失われるよりは百万倍マシだ。
ちなみに俺が初めて自分のパソコンを持ったのは1990年で、1998年の暮れにそれまで蓄積したファイルをすべて失っている。その時の絶望感はまだ鮮明に覚えているが、今の俺が知る様々なツールや技術を用いたとしても、失ったファイルを復元するのは難しかったと思う。当時使っていたMacintoshのHDDを交換する際、中身をすべて退避するため全ファイルを分割圧縮したのだが、そのデータを書き込んだzipメディアの1枚が破損して、分割ファイルの1セグメントが読み取れなくなってしまった。今はもうzipというメディアを知る人は少ないだろうし、「死のクリック」と恐れられた致命的不具合などはとっくの昔に忘れ去られているだろう。データ書き込み中に一度だけ起きた「カツン」という小さな音が、絶望への序章だとは思いもしなかった。
まあそんなことはどうでもいいんだが(良くない)、そんなわけで昨夜はあたふたしていたので、夜勤の帰り道に見かけた猫たちを紹介する余裕がなかった。この日は予報に反して気温が上がらず、半袖のワイシャツでは寒く感じるほどだった。日差しもなかったので見えるところに出ている猫も少なめだった。
最初の猫は定点の猫農家で発見。2匹写っているのが分かるかな。
こちらは2週間ほど前にも見かけた新顔。お昼寝中のところ済みませんね。
屋根の上の茶トラ白はきょとんとしている。相方のオッドアイは8月1日を最後に見ていない。
そうこうしているうちに黒白は地面へ移動。俺をブロックできる位置を選んで座っておるな。
一昨年の11月に見かけた時は毛が伸び放題という感じだったが、それに比べると多少さっぱりしている。舌が出っ放しなのはロックだから? KISSの人?
次の猫も久しぶりの暗渠みちで遭遇。久しぶりが増えるのは涼しくなったお陰だなあ。
初めましての見極めモード。昔ここで暮らしていたキジ白の知り合いなんだけど、分かんないだろうな。
ここに猫のねぐらがあったのはもう何年も前の話。みんなどこかで元気にしているかな。
この日は京王稲田堤〜京王よみうりランド〜稲城〜南多摩(13.0km)という長いコースをシェアサイクルで辿ってみた。稲城長沼駅の近くにいつも稲城(という品種の梨)を買っている直売所があり、運が良ければ猫店員にも会えるので、あわよくば写真を撮ろうと思っているのだが、稲城の時期は客がひっきりなしでなかなかチャンスがなかった。稲城が終われば暇になるだろうと思ってこの日訪ねてみたわけだが、さすがに10月だと梨自体が終わっていて店は固く施錠されており、猫店員の写真は来年に持ち越しとなった。