今日は午前中のうちに地元のクリニックでインフルエンザワクチンを接種してきた。新型コロナワクチンはすでに5回打った俺だが、インフルエンザワクチンを打ったことはないに等しく、ゼロではないと思うものの以前の記憶がまったくない。副反応が強めに出ることもあると聞いてどきどきしていたが、今のところ何の症状も出ておらず拍子抜けしている。ワクチン接種が終わったのは11時で、ちょうどお昼すぎから晴れるとの予報だったので、外出のついでに新宿まで足を延ばしてサファイアちゃんに会いに行ってきた。クリニックを出たころには青空も見えていたが、タイミングの悪いことに京王線で人身事故が発生して調布〜府中で運転見合わせ。特急の運転再開が正午すぎになったため、スタート地点の高田馬場駅に降り立ったころには13時近くになっていた。
結果を先に書いてしまうと今日はサファイアちゃんに会えずじまい。あまり粘らずに諦めた理由はあそこに転がっている。
この子はサファイアちゃんのお母さんで名前はベル。今まで自宅の前でしか会ったことがなかったけど、そこから100m以上離れた場所でごろごろしてるんじゃ、闇雲にサファイアちゃんを待ってても会える気がしない。
そんなわけだから、一応家の前には行ってみるけど、お嬢さんによろしく伝えておいて。
……で、行ってみると案の定サファイアちゃんは不在で、代わりにお姉ちゃんのカミナリちゃんがいた。
6月以来だけど元気そうで何より。
妹と違ってこの子はどこか飄々としているというか、暖簾に腕押しなんだよなあ。
知り合ってからまだ三度目だけど、整った顔立ちが印象に残っている子。呼んだら近寄ってきてくれて嬉しい。
つい数時間前までは震える寒さだった。日差しというのはありがたいものだねえ。
茶トラ白の背後にいたもう1匹はフェンスに阻まれて無理。キジ白ということは分かっているけど今までまともに写せたためしがなく、前回はこうだし前々回はこうだからもう諦めている。
このころ気温は15℃ほど。明朝はもっと冷え込むというから、猫たちも今のうちに体を温めているだろうと思っていたら、意外にそうでもないみたい。
「ここは高層ビルに囲まれているから、日なたなんてほんのちょびっとよ」
まあ縄張りの関係もあるし、どこでも自由に出入りできるわけじゃないからなあ。あの子はここが自宅だし。
南向きに開けた場所はとても貴重。ここにはたくさんの猫が暮らしていたはずだけど、この天気で1匹だけということは、ほかは大方いなくなってしまったのかも知れない。ちなみに以前「チョコ白の一味」と呼んでいたチョコレート白やその仲間たちもここで暮らしていたが、見かけなくなって久しい。